2014.04.01 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
先日、『災害に強い施設園芸を目指す研修会』に参加してまいりました。
平成23年9月に来襲した台風15号により、静岡県西部地域を中心にハウス施設に甚大な被害が出ました。
このため静岡県内の関係機関にて『 災害に強い施設園芸を目指す研究会 』が発足し、台風等の強風対策技術を普及させるため、今回の研修会が開催されることとなったのです。
被害が出る前の対策に役立てる事を主眼とし、補強方法の事例を中心に行なわれました。
農研機構の森山研究員の講演では、強風対策だけでなく、今年の北関東の大雪被害の説明もあり、ガラス温室等の屋根型でもガラスが割れ、倒壊したという現場説明をお聞きし、改めて自然災害の恐ろしさを教えて頂きました。
当社は静岡県内で行われた補強方法を中心に施工事例・部材金額を説明し、静岡県農業振興課の職員の方は施工方法の小型模型を作成されました。
模型に触れて動かす事で、補強方法の違いによる揺れ方の違いが良く分かり、大変良い展示でした。
地域単位での研修会開催依頼の話や、いかに実際に現場に浸透させるかなど、今後の大きな課題や災害対策の進め方について話し合うことができました。
社長室
2014.03.07 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
ちょっと暖かくなってきたなと思っていたのですが、また寒くなってきてしまいましたね。。
さて、先日のブログにも掲載されましたが、東京湾に面した晴海客船ターミナルホールにて、第35回施設園芸総合セミナーが開催されました。
『 施設園芸新技術とトマト高収益施設園芸の実現を目指して 』 をテーマに掲げ、参加者が1日目に400名超え、2日目には500名を超えて立ち見が出るほどの大盛況となりました。
このとき関東地方では大雪の影響により、ハウスの倒壊等の被害が多く発生してしまったため、参加したいが見送った方がさらに多くいらっしゃると事務局の方からお聞きました。
改めてトマト栽培における多収栽培技術が大変注目されている事が感じられました。
当社も展示ホール機器資材展の一角にて、環境制御機器の一環としてCO2当番を展示し、濃度施用の重要性を説明させていただきました。
「統合環境制御には哲学がある」、
重油の高騰があり施設園芸には大変厳しい経営環境ですが「経費削減は利益率の改善にはつながるが、事業の成長には直接貢献しない」、
「環境制御機器等の必要な投資を行う事が、施設園芸の継続的な成長につながる」
という、誠和株式会社の斉藤氏の力強い説明をお聞きすることができ、改めて環境制御機器の重要性を実感したセミナーでした。
社長室
2014.01.23 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
受付の内藤さんが、梅の枝を生けてくれました。

たくさん蕾が生っています♪
枝をよく見ると、元々生えていた部分は茶色に、新しく生えてきた部分は緑色にくっきり染まっています。
小さな剣山から大きく広がる枝は、一本一本は細いですが、力強く生えているように見えます。

2月になれば、枝先まで花を咲かせて今度は可愛らしく変身することでしょう(^^)
寒さに負けず開花の時を待つ梅を見ると、パワーをもらいますね!!
受付に飾ってあります。お越しくださいます際は、どうぞご覧ください。
編集室
2014.01.10 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
かねてより株式会社デンソーさんと取り組んでいるProfarm事業について、社内向けの見学会と勉強会が開催されました!!
Profarm-controllerという制御機器を使って実証試験を行なっている、弊社研究農場の実証ハウスを見学し、使用方法や事業の概要を勉強しました。

Profarm-controllerは、
温度にこだわった管理機能や
使いやすさを追求しています。
株式会社デンソーさんの持っている製品品質と、弊社の栽培ノウハウを融合させた事業第一弾の商品ということで、今までにないアイデアが満載だと思いました。
販売段階ではありませんが、収量アップへの貢献に期待が高まります!!
収量アップの実現に向けて、生産へのよりよい活かし方を日々考えていきます。
入社3年目 S
2013.12.10 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
弊社のオリジナル商品の1つである「CO2当盤」の社内勉強会に参加しました。
販売当初からの変更点や使用のポイントなどを、実物を稼働しながら学ぶことができました。
CO2当盤は、CO2発生機にCO2の燃焼などの信号を送る制御盤です。
CO2当盤カタログ
おかげ様で、導入実績は約600台となりました。
秋・冬が導入シーズンであり、今年も多数ご注文いただいています。
メンテナンス面を含め、お客様により効率的にお使いいただけるよう、社内勉強会が定期的にあります。
勉強会では、課員の皆さんが現場に活かすために努力されている姿が、まじまじと伺えます。
今回の勉強会も内容濃く、あっというまに時間が過ぎていきました。
今後も、お客様のもとへ情報・商品・サービスをあらゆる形でお届けできるように、切磋琢磨して頑張ります!!
企画開発室S.N
2013.12.06 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

昨年度より、トマトの環境制御による増収技術検討会として、
愛知県農業試験場 ・ 愛知県東三河農業研究所 ・ JAあいち経済連 ・ トヨハシ種苗、の共同研究により取り組んでいます。
平成25年度の一回目として、JA・トマト部会長・普及所の関係者を集め、JAあいち経済連支援センターにて、中間報告会が開催されました。
来年7月の収穫終了までに、一反 40トンの収穫を目指しており、穂木は昨年の結果から「りんか409」を採用、台木は「がんばる根3号」及び「スパイク23」を比較して試験を行うこととなりました。
使用培地は
・ ロックウール培地の連続発砲ベット区
・ ココヤシ培地のココバック
・ トマトコンテナ培土のドリームボックス
を使用して、EC管理・かけ流し方式の養液栽培システムにて行います。
高軒高のハウスなので、暖房だけでなく、炭酸ガス施用・湿度コントロール機能を有しています。
施設トマトにおける安定多収生産を実現する事により、農家さんの経営安定と生産振興を図る事を目的に進めている取組です。
社長室
2013.11.25 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
こんにちは。
以前に花壇に植えたお花のことを書きましたが、今回はその中のビオラについて書きたいと思います。
まずパンジーとビオラはよく似ておりしっかりした定義は曖昧ですが、ビオラの方が原種のスミレに近く、一般的には5~6㎝以上がバンジーでそれ以下がビオラといわれます。
丈夫で寒さに強く、秋~初夏にかけて花を楽しめるので、初心者にもお勧めのお花です。
植え付けは10月~11月で寒さが来る前にしっかり根を張らせます。ポットから抜いたときに根が巻いているようなら少し表面をほぐしましょう。
水は午前中の少し気温が高くなってきた頃に表面が乾いていたらあげてください。寒い時期の夕方や早朝にあげると凍って根が傷む可能性があります。
パンジーやビオラは園芸店で比較的安く購入でき、種類も豊富にあるのでお花を始めたい人は購入してみてはいかがですか?
2013.11.19 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
こんにちは◎
いま、ユーストマが当社の玄関を華やかにしてくれています。
先日担当の方がサカタさんの農場見学で頂いてきてくれたそうです♪
全体的にシックな色合いでとてもキレイですね~(^^*)
フリルがついている品種もありますし、遠くから見るとバラの様で本当に華やかです!
最近では、花自体のキレイさや花色の豊富さ、花持ちの良さなどから冠婚葬祭に関わらず切花として幅広く利用されているそうです。
満開の姿もそれはもうキレイですが、個人的に、咲きそうでまだ咲かない蕾の状態のユーストマも可愛らしくて大好きです◎
まだしばらくキレイに咲いてくれそうなので、お越しの際は是非ご覧ください♪
総務部
2013.11.15 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

先日、平成25年度いちご簡易高設「ゆりかごシステム」基礎研修会に参加してきました。
いちご簡易高設「ゆりかごシステム」を3年以内に導入した農家さんを基本的な対象として毎年行われている、JAあいち経済連主催の研修会です。
システムの基本をしっかりと覚えて頂くことを目的としているので、講義中でも解らなければ質問OKのスタイルで開催されました。
経済連さんが作成した「ゆりかご栽培システム」の給液マニュアル説明から始まり、栽培管理のポイント説明、給液装置の簡単メンテナンス方法、と3部構成にて説明は進んでいきました。
優しいマニュアル作りをこれからも進めていくといったお話で講義は終了し、最後にあいち経済連支援センター内にある試験圃場を見学しました。

今年は定植後の樹の出来は例年より良かったことや、大きくさせすぎると寒くなってからの管理が難しくなるため、あまり大きくさせない事が大切、しっかり根を張らせることが重要、などのお話があり大変勉強になりました。
また、このような研修会への参加も大切ですが、地域の優秀な先輩生産者から素直に教えて頂ける姿勢を作る事が、新人生産者としてとても大切な事であると力説されていました。
社長室 大橋
2013.10.22 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
先日、平成25年度 静岡県鳥獣害防止対策研究集会に参加してきましたので、そのことをお話したいと思います。
野生鳥獣による農作物に対する被害は、過疎高齢化による耕作放棄地の増加、人馴れした野生動物の増加等により、中山間地域を中心に拡大の一途をたどっているとの報告が各地で出されていますが、静岡県も同じように深刻な状況にあります。
ニホンジカの報告がありましたので一部抜粋して取り上げます。
ニホンジカは、 なんでも食べる( ヒノキ等の樹木、キャツベツ等の野菜、米・トウモロコシ等の穀類、シイタケ等きのこ類、中でも一番好きなのが牧草 )ことに加え、高い妊娠率(70~90%)、2歳から出産可能のため、年率20%の増加率となっているそうです。そのため、捕獲しない限り減ることはないそうです。
静岡県内は既に超高密度となっており、
伊豆地域:21.9頭/Km2
富士地域:23.0頭/km2
との調査結果があります。
環境省による農林業被害があまり大きくならない密度が、1~2頭/km2 となっており、静岡県内での密度との開きは深刻です。
静岡県内にこれほどニホンジカが生息していることに驚くのと同時に、農林業関係者の方からすると本当に深刻な問題なのだろうと心が痛みます。
一朝一夕で解決できる問題ではないですが、農林業への被害を防ぎ、野生動物たちと共存していけるよう、様々な分野の方々が協力しあうことの大切さを感じました。
社長室