ブログ「社長のつぶやき」

2019.06.17 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

人財獲得と夏商戦を前にして

 皆さんこんにちは。6月は、新入社員が仕事に慣れ始め、次年度の新卒予定者もほぼ確定する月であります。人こそ力、人は城、人づくりは企業が長期に活躍するための最大にして唯一無比の条件です。そしていよいよ当社の帰趨を制する夏商戦の始まりです。2年前までは、施設園芸も露地栽培も比較的順調でしたが、一気に様変わり、単価安に苦しむ農家は今年の作付計画や戦略を再考しなければなりません。量で勝負するのか、品質重視(高単価)か、または人件費を含む費用の削減を第一に考えるのか、立場によって様々です。
 国際的な環境に目を移すと、参院選後には米国トランプ政権が農産物についてTPP以上の開放を要求することは間違いありません。米国の対イラン、対中国政策の行方によっては重油価格が暴騰しかねません。また海洋プラスチック汚染の規制強化が緊縛の問題に急浮上、プラスチックを多用する農業に対する規制も始まることでしょう。消費者による生鮮物のネット購買も一定の地位を獲得しつつある情勢です。また後継者難による事業承継の問題は農業にとどまらず日本の中小事業者の共通の悩み、M&Aの勧めをあおる手紙やメール、広告を見ない日はないくらいです。一方ITやAIを駆使した「スマート農業」という言葉は一人歩きしているような気もします。時代の空気は激変の最中です。
 そうした中、学生会向け説明会で、「弊社の基本は相対第一、アナログ勝負、大事なのは義理と人情、涙と汗!」と昭和言葉を連発すると、意外と反応があるのも事実です。
 農業の基本はお天道様をいかに味方につけるか、この基本は微動だに変わっていないと私は思っています。
川西裕康

2019.06.01 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版5月 (32号)

トヨタネ瓦版5月 (32号)を掲載しましたのでご覧ください。
添付:トヨタネ瓦版5月(32号)PDF

豊橋駅前の風景5月2日撮影
豊橋駅前の風景(5/2撮影)

【内容】
・53期経営発表会
(5/10クロロフィル通信掲載、内容を再編集)
・3つの戦略と組織
・六つの精進
・3つの方針
・新部署スタート、気持ちを新たに
 ・総務部の53期方針
・トヨタネTOP苗ブランドの構築
・編集後記

2019.04.23 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版4月 (31号)

トヨタネ瓦版」4月(31号)を掲載しましたのでご覧ください。
 添付:トヨタネ瓦版4月(31号)PDF
 
海(宮古島)
表紙トップ画像(海・宮古島)

【内容】
・平成から令和へ
・『マルス』ブロッコリー新発売特別企画
・仕事の見直し
・ナーセリー通信~4月
・「はじめての野菜づくり」
・最近の投票率を考える
・言葉ハンターが感動した「整正美化」
・一眼レフカメラのメンテナンスについて
・ドクターイエローを偶然にも撮影できました!
・編集後記

2019.04.18 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

平成から令和へ

 2019年5月1日年号が平成から令和に変わります。
令和
弊社は4月決算、しかも前52期(2018.5.1~2019.4.30)は会社創立50周年に当たり、様々なイベントもさせていただきました。新たな50年に向かう最初の日に年号が変わると言うことは、とても意義深いと感じます。これからの50年、もっともっと良い会社にしたいと心から念願しています。
めまぐるしく変化する平成の30年間を大人として、社会人として過ごせたことは(昭和32年生)、本当にありがたく、幸せだと感じています。
 平成30年の最大の変化は言うまでもIT・通信革命の30年、1989年はワープロ習い始め、
ワープロ ポケベル ポケベルすらまだ普及していませんでした。衣食住は人が生きるための3本柱でしたが、その3つよりも重要なのが情報(通信・IT)となりました。経済的には失われた30年と言われ、個人の可処分所得が上がらない中で、情報に使うコストだけは上がり続けたわけですから、結果として「食」の単価が上がるはずがありません。
総需要が増えず、むしろデフレ社会の中で農業及び食料産業は生き延びる方策を模索してきました。そして少子高齢化、2008年には日本の総人口はピークアウトし、2019年は年間で40万人以上の人口減少が予想されています。日本はもはや「量」や「数」の力で世界に立ち向かっていくことはできません。「質」そして健康、更に次世代に残せる日本独自の「美」に目を向けていくことが肝要と思っています。国内の食料総需要は減少を続けるでしょうが、安心安全で質の高い国産農産物を求める国民の目線は不変と信じています。すべての動物にとって、とりわけ人間にとっては「食」はますます重要になることは疑いありません。60歳を過ぎた自分が証明しています。食欲、おいしいものを楽しく食べたいという欲求が何ものよりも勝っていることを自覚できるからです。弊社は引き続き「食」の分野で、しかもその入り口である農業、農家への奉仕を通して食料生産に役立つ会社であり続けたいと念願しています。
川西裕康

2019.03.23 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版3月 (30号)

「トヨタネ瓦版」3月(30号)を掲載しましたのでご覧ください。
 添付:トヨタネ瓦版3月(30号)PDF

桜
写真:JR二川駅の前を流れる梅田川両岸の桜並木を2018年撮影

【内容】
・ボヘミアン・ラプソディー観ました
・異業種交流
・4月になると
・農場だより
・「春のゴールとスタート」
・ナーセリーだより
・新製品情報:だんぼう当盤
・PCの「メモ帳機能」の活用
・3.11東日本大震災
・アイドリングストップ(和製英語)と安全
・編集後記

2019.03.22 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

ボヘミアン・ラプソディー観ました

 3月は喧騒の時、期末が近づき、売上固めをしながら、次年度計画作成に余念がない。何事も最終的な決定責任は社長にある。めくら判押せば良いのではないかと言う人もあるが、それでも決定するためには、内容をよく自分なりに咀嚼する必要がある。だからやたら忙しくなる。そんな折、クイーンのフレディ・マーキュリーにスポットを当てた映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観に行きました。私にとってはビートルズのジョンレノンが絶対的存在でしたが、今はフレディに浮気しています。1970~80年代は私にとっても青春時代、当時クイーンといえば下品で、猥雑、やかましい怪しげなバンドという固定認識で振り向くこともありませんでした。
ロックバンド
今となっては自分の器量の狭さ、受容力の低さが身にしみます。時代も私も変わった。LGBTへの理解、そして多様性理解が時とともに変化していることを感じます。クイーンに最初に熱狂したのは日本女子のようなので、その感性力恐るべし、やはり日本女性は許容力が広いと確信しました。
 春は、梅、そして河津桜が咲き、今白木蓮が咲き始めました(3月14日)。
間もなくソメイヨシノも例年より早く咲きそうです。会社は2020年リクルートと4月からの新入社員受け入れに大忙しです。更に「働き方改革」に添えるよう労働条件を再整備することも待ったなしです。弊社はお客様の利便性を考慮し、土曜日営業も続けています。年間休日日数、年間労働時間、そして連続5日の有給取得出来る環境作り等、調整が一苦労。それでも学生に振り向いてもらうために、それに答えながら、生産性を高める努力と工夫をしていかないと取り残されてしまいます。花も咲き急いでいるように感じる今年の春、会社も新年度の準備に大慌てです。
川西裕康


2019.02.20 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版2月(29号)

トヨタネ瓦版2月(29号)を掲載しましたのでご覧ください。
トヨタネ瓦版2月(29号)PDF
キュウリのココバッグ栽培とミスト・環境制御
写真:キュウリのココバッグ栽培

【内容】
・持続可能な農業について
・キュウリの環境制御技術
・季節の変り目にご用心~肥料農薬の取り組み
・広域営業部門
・ナーセリー通信
・インターンシップについて
・2019年秋冬カタログ『豊かさ実るタネを。』作成中です。
・「思います。」と「である。」
・パニック障害
・Torisetu
・最近気づいたこと(発見ほどの物ではない)
・編集後記

2019.02.14 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

持続可能な農業について

 今年は暖冬、好天続きで冬野菜の値段が相対的に安い。弊社にとっての重要品目である施設トマトも安値が続いている。近年の活発な設備投資による暴落懸念も一部ささやかれており、真相はよくわからない。いずれにしてもこの2~3年に大きな設備投資をした農家にとっては、正念場となっている。弊社としては生産性アップと省力化技術の推進による単位経費のコストダウンでお役にたてるよう努力を重ねるしかない。国の方向としては、農業基盤の弱体化による栽培面積減少を少数精鋭の大規模農家あるいは法人による高効率大規模園芸を推進する方向で進んできたことは間違いない。
 4ha規模の次世代施設園芸モデル事業を経て、現在は1ha規模の施設園芸モデルを模索している。この方向性は、将来の日本農業にとって唯一「持続可能」な方針なのかどうかという疑問も一方で増えてきたように思う。今年5月から国連の「家族農業の10年」が始まります。
家族農業
日本はその共同提案国になっている。現在においても先進国における農業経営体に占める家族農業の割合は概ね95%あります。家族経営にも弱点や克服が困難な点が多いことはお客様からよく聞いていますが、少なくとも経済的な逆境には一番強いだろうと感じます。また私の周辺でも、定年帰農を実現させて、生き生きと暮らしている方も多く見える。そういう人は大規模経営を望んでいないが、高品質な生産物を作ろうと熱心な方が多い。またもっと若い層においても「半農半X」というライフスタイル、生き方がじわじわと支持を拡大しているようにも感じます。日本農業の将来を鑑みるとき、やはりその「多様性」を大切にすることが肝要だと最近強く感じます。大規模かつ企業的農業を指向する方向も大事にしながら、多様な農業で将来の日本農業を下支えすることもとても大事だと思います。それは生き方そのものでもあり、21世紀の新たな思想や哲学を形成する流れにもなっていくのではないかと想像します。「多様性」に対する理解があるか、「持続可能性」の観点からどうなのか、この2点がキーワードだと思っています。
川西裕康

2019.01.25 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版1月(28号)

トヨタネ瓦版1月(28号)を掲載しましたのでご覧ください。
トヨタネ瓦版1月(28号)PDF

蔵王山より
蔵王山展望台より太平洋を望む

【内容】
・「サピエンス全史」ユニークな読み物!
・トリシードアグリ株式会社の設立
・農場だより
・磐田ナーセリーだより
・今年度作のキャベツの状況とスイートコーンの新聞折り込み広告
・モーションプランニング
・阪神・淡路震災から24年
・http ⇒ https にURLを変更
・PC作業は誰しも瞬時にしたいもの

2019.01.11 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

「サピエンス全史」表現法とてもユニークで読みきり満足な正月!

 2019年が始まりました。昨年は弊社50周年行事もあり、皆様には大変お世話になりました。本年も昨年同様何卒宜しくお願い申し上げます。
 昨年末には、大仙(株)と(株)デンソーと3社で出資したトリシードアグリ(株)を立ち上げました。今後は「T-cube」ハウス及びプロファーム関連商品の拡販に尽力して参ります。また同様に10月に完成した磐田ナーセリーも今年に入って本格的な稼働が始まりました。スタッフ一同、良苗の生産により一層努力します。
 さて皆さん今年のお正月はいかがお過ごしでしょうか。今年はたっぷり時間がありました。近年は老眼も進み、かつてのような読書欲もなくなり、夜はちょっぴりお酒を飲んで早く寝たいというのが私の偽らざる心境です。最後に読んだヘビーな本と言えば、確か3年前の正月、トマ・ピケティの「21世紀の資本論」、途中で断念したいと何度も思いながら、意地になって読み切ったのを覚えています。ところが今年、新進気鋭のイスラエル人歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史上下2巻」が世界中で1000万部以上売れているという話を聞き、自分もこのまま老けて読書欲を失いたくないというささやかな葛藤の間で、気合を入れて読んでみました。訳者の表現力もあるのでしょうが、村上 春樹さんの本をかつて読んだようなノリで、意地を張ることなく読みきることができました。
読書
 農業は私の職業上の専門ジャンルです。農業革命は1万2千年前に起きた人類史上最大級の出来事です。最も衝撃的、かつ頭の柔軟性を試されるような記述がいくつもあります。
「農業革命は、史上最大の詐欺だったのだ。」その上で「ではそれは誰のせいだったのか?王のせいでもなければ、聖職者や商人のせいでもない。犯人は、小麦、稲、ジャガイモなどの一握りの植物種だった。ホモ・サピエンスがそれらを栽培したのではなく、逆にホモ・サピエンスがそれらに家畜化されたのだ。』 脳を逆立ちさせながら読まないと咀嚼が難しいですが、その表現法がとてもユニーク、センスにあふれているので、案外無理せず、夢中になることができました。こんなヘビーな本を何年かぶりに読むことができたのが、うれしくてしょうがないといった感じです。新刊「ホモ・デウス上下2巻」も読んでやるぞと張り切っているこの頃です。
 どうか本年も宜しくご指導お願い申し上げます。
川西裕康