ブログ「社長のつぶやき」

2019.01.11 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

「サピエンス全史」表現法とてもユニークで読みきり満足な正月!

 2019年が始まりました。昨年は弊社50周年行事もあり、皆様には大変お世話になりました。本年も昨年同様何卒宜しくお願い申し上げます。
 昨年末には、大仙(株)と(株)デンソーと3社で出資したトリシードアグリ(株)を立ち上げました。今後は「T-cube」ハウス及びプロファーム関連商品の拡販に尽力して参ります。また同様に10月に完成した磐田ナーセリーも今年に入って本格的な稼働が始まりました。スタッフ一同、良苗の生産により一層努力します。
 さて皆さん今年のお正月はいかがお過ごしでしょうか。今年はたっぷり時間がありました。近年は老眼も進み、かつてのような読書欲もなくなり、夜はちょっぴりお酒を飲んで早く寝たいというのが私の偽らざる心境です。最後に読んだヘビーな本と言えば、確か3年前の正月、トマ・ピケティの「21世紀の資本論」、途中で断念したいと何度も思いながら、意地になって読み切ったのを覚えています。ところが今年、新進気鋭のイスラエル人歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史上下2巻」が世界中で1000万部以上売れているという話を聞き、自分もこのまま老けて読書欲を失いたくないというささやかな葛藤の間で、気合を入れて読んでみました。訳者の表現力もあるのでしょうが、村上 春樹さんの本をかつて読んだようなノリで、意地を張ることなく読みきることができました。
読書
 農業は私の職業上の専門ジャンルです。農業革命は1万2千年前に起きた人類史上最大級の出来事です。最も衝撃的、かつ頭の柔軟性を試されるような記述がいくつもあります。
「農業革命は、史上最大の詐欺だったのだ。」その上で「ではそれは誰のせいだったのか?王のせいでもなければ、聖職者や商人のせいでもない。犯人は、小麦、稲、ジャガイモなどの一握りの植物種だった。ホモ・サピエンスがそれらを栽培したのではなく、逆にホモ・サピエンスがそれらに家畜化されたのだ。』 脳を逆立ちさせながら読まないと咀嚼が難しいですが、その表現法がとてもユニーク、センスにあふれているので、案外無理せず、夢中になることができました。こんなヘビーな本を何年かぶりに読むことができたのが、うれしくてしょうがないといった感じです。新刊「ホモ・デウス上下2巻」も読んでやるぞと張り切っているこの頃です。
 どうか本年も宜しくご指導お願い申し上げます。
川西裕康

2018.12.21 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版12月(27号)

トヨタネ瓦版12月(27号)を掲載しましたのでご覧ください。

トヨタネ瓦版12月(27号)PDF
 
【内容】
・ポスト50周年は新生トヨタネを目指す
下期勉強会プレゼン
・50周年展示会を終えて
・スマート農業の推進
・内定者
・ナーセリー通信
~接ぎ木苗について~
・下期勉強会
~安全運転勉強会で感じたこと~
・命をつなぐ
・下期勉強会開催される

2018.12.13 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

ポスト50周年は新生トヨタネを目指す

 お陰様で弊社は創立50周年、主要な行事もおおむね終了し、後は記念カタログ作成のみとなりました。忙しい時には、不思議と更に追い打ちをかけるような事態が発生するのは世の常でしょうか? 度重なる台風被害、塩害、異常高温で私共にとっての大切なお客様である農家の皆様も大変な被害を受けました。また同時期に会社歴史上最大の設備投資をした磐田ナーセリーが完成し、稼働の時期を迎えていました。
磐田ナーセリー
各地区のお客様には精一杯の対応をしたつもりですが、非常に不十分、不満や段取りの悪さを指摘されることも多くありました。改めてお詫び申し上げるとともに、引き続き現場応対、復旧を第一に活動してまいります。建設、土木現場で働く人の人手不足も年とともに危機的状況になりつつあります。そうした中で会社として未来の園芸農業、特に施設園芸に対してどのようなかじ取りをすれば、より社会に役立つことができるのか、本当に50周年をリセットしてゼロから組み立てなおす必要があると考えています。大規模化する施設園芸に対しては、より汎用性の高いAIによる制御、作業合理化ロボットの開発等が大きなテーマになるでしょう。中小園芸農家に対しては、生産から物流、販売の差別化等様々な局面でアイデアが必要になると思います。また社内においては、国の働き方改革に伴う総労働時間の短縮化という課題に対して、労働生産性を下げずに、今まで以上にお客様に良いサービスを提供するにはどんな働き方や仕組み、働く人の意識改革が必要になるのか、しっかり再構築して考える必要があります。。弊社のようにお客様に会ってナンボのアナログビジネスを基本としている会社にとっては尚更です。国内園芸農業の大きなターニングポイントを迎えていると自覚しています。会社としても半世紀を総括、リセットし、新たな半世紀に向けてしっかり目を開いて、前を向いて進んでまいりたいと決意しています。引き続きのご支援を宜しくお願い申し上げます。
川西裕康

2018.11.29 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ瓦版11月(26号)

トヨタネ瓦版11月(26号)を掲載しましたのでご覧ください。

トヨタネ瓦版11月(26号)PDF
 【内容】
・創業50周年誌発刊にあたって
・農場だより
・施設園芸協会での1ヘクタールハウス検討
・ナーセリー通信「OFF THE BALLの考え方」
・第8回産業振興フェアinいわた2018
・レゴランド
・e-BIKE
・トヨタネ50周年記念展示会
50周年展示会
・編集後記

2018.11.01 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

創業50周年誌発刊にあたって

 弊社創業50周年に当たり、ささやかな社史を編纂させていただきました。50年は半世紀、かつて人生50年と言われた時代がありました。現在では現役で働ける時間が約50年です。とは言ってもさすがに100周年時に創業時を生きて語れる人はいないでしょう。50年はやはり大きな節目、未来のため会社の羅針盤として歴史を記録することは、意義あることと考えました。しかしこれも50年間ご支援いただいたお得意様、仕入れ先、関係先、そして何よりも歴代の諸先輩、創業役員、また社員スタッフ皆様のお蔭と改めて感謝申し上げます。
 昭和43(1968)年10月31日、弊社は豊橋・田原の4種苗店が新たに資本を出し、社員を転出させて産声を上げました。振り返ればまさにジャストタイミングでした。同年は東三河全域に豊川用水が開通し、地域農業の劇的な近代化が予見できる年でした。また日本経済は毎年10%以上の高度成長期、工業の発展と同時に農業も高度成長期を迎えていました。まさに「旬」だったのです。そうした時に手前味噌ではありますが、企業合同を成し遂げた4人の創業者の才覚、そして並外れた幸運を感じずにはいられません。性格や考え方も全く異なる4人の経営者の下で働く社員はもっと大変だったと思います。しかし需要が供給をはるかに上回る時代、内部の軋轢にとらわれる間もなく、どんどん拡販できたことが今日まで続く最大の要因であったことは間違いありません。新会社を信じて多くの注文を出していただいたお客様のおかげと改めて御礼申し上げます。
 創業50周年を迎えるに当たり、未だに完全には解けない疑問があります。創業前、私は小学生でした。何度も父親の車に乗って現在の本社地を見に来ました。車の中で深刻そうに話し合う父と母の会話をよく覚えています。50周年を迎えるに当たり、残念ながら創業時の4名は既にこの世を去っています。最大の疑問は、誰がトヨハシ種苗((現トヨタネ)設立構想を持ち出したのか、またどうして合意できたのかです。実はこのことは私の父も含めて、創業者4名の誰からも具体的に聞いていません。それはある意味素晴らしいことで、誰も自分の手柄にしなかったということを意味します。近年ほぼ定説になったのは、創業の一人が、最重要な仕入先種苗メーカーの協力を得ながら発案し、他の3名が時節や当時の商売環境を総合的に勘案し、合意に至ったということです。合意の中の一つが、新会社は販売会社でありながら、自前の「研究農場」を持つということでした。このこともその後の弊社の発展と人財育成、商品開発につながったのです。
 私たちトヨタネはこれからも「豊かさ実る、タネを。」を合言葉に、園芸農業の種蒔から収穫までの様々な課題解決に役立つ企業を目指して、真摯に、そして誠実に歩んで参ります。
皆様のより一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
川西裕康

2018.10.18 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ「瓦版」10月(25号)

トヨタネ瓦版10月(25号)を掲載しましたのでご覧ください。
トヨタネ瓦版10月(25号)PDF
 
【内容】
・ゲノム編集
・農業用ハウスの停電時の対策に関して
・農業技術の国際化
・罪悪感ゼロフード「カリフラワー・ライス」がスゴイ!
・磐田ナーセリー完成
181011_磐田ナーセリー竣工式
・磐田ナーセリーへの関心の高さ
・プロファームT-cube
・台風から学ぶもの
・イートインと軽減税率
軽減税率から話がプラゴミの話になっていますが本当に多いですね。
生活する上で大変便利ですが、その処理となると?反対に生ゴミの量は少ないですね。
今後の課題ですね。

2018.10.09 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

「ゲノム編集」について

 いきなり「ゲノム編集について」のタイトルをつけてみたが、正直さっぱり技術的には全くわからない。DNAの配列を正確に認識し、特定の場所を切断する「酵素」の発見と仕組みの解明がポイントと言われても、ほとんどの人には理解しがたいのが現状だと思う。
ゲノム
しかし一方、近未来最も重要な技術は「AI」(人工知能)と「ゲノム編集」であろうということは直感的に確信している。だから興味があり、解説本を読んだり、業界主催の講演も聞きました。ゲノム編集についての問題意識を私なりの視点で整理してみようと思います。
1.近年CRISPR/Cas9(クリスパー・キャス・ナイン)という酵素の発見によって、ゲノム編集が非常に容易に、しかも低コストで実施できるようになった。専門分野であれば、大学院生レベルでも実験が可能と聞く。
2.一方、遺伝子組換え技術及びその成果としてのGMO作物について、日本及びヨーロッパでは社会の許容が難しい中で、「ゲノム編集」と遺伝子組換えの差異、境界線の認知が進まないこと、どちらかと言えば思想上は遺伝子組換えと同等と受け取られている傾向が強いことである。カルタヘナ法の適用範囲の有無についても明確な区分ができているとは思えない。
3.しかし1.で述べたように技術的・資金的なハードルが下がる中で、社会の許容が進まないことを理由に研究を停滞させると、米国や中国をはじめとした国々との技術的ギャップが拡大すること、現に日本においても、様々な飼料作物や加工食品、綿を用いた衣料には主にアメリカの遺伝子組換え商品が氾濫している。また今後は医療分野、特にガン治療等において大きな期待がかかるが、その多くの果実はゲノム編集積極国に利益をもたらすだけになる可能性がある。
4.ゲノム編集とは開き直っていえば、ダーウィンの進化論上の理論「突然変異」であり、まさに予期せぬ遺伝子の入替が起きることであり、遺伝子組換えは自然界では起きないが、ゲノム編集はその「偶然」を計画的に起させる技術であるということ。また交雑の後代を商品化すれば、遺伝子組換えの痕跡がなくなる。
5.従って近未来に考えられるのは、各メーカーの研究所レベルでは「ゲノム編集」は急速な勢いで活発に行われる、あるいはすでに激烈な競争に入っている。しかしその利用は「原種」や「親種」としての利用であり、商品としての成果物にはゲノム編集を活用したか否かは明確にしない、あるいは明確にする必要がないという方針が続くのではないかと推察する。その分「親種」の数は倍数的に増えるのではないかと思う。
川西裕康

2018.09.25 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ「瓦版」9月 (24号)

トヨタネ瓦版9月24号を掲載しましたので下記PDFをご覧ください。
【瓦版9月号】PDF

・9月5日社長のつぶやき掲載:「改めて3点確保」
・建設業に関して
・野菜ソムリエ:「秋を満喫するために」
・磐田ナーセリー
磐田ナーセリー
・ハロイサイト?
・その他記事

2018.09.05 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

改めて3点確保

 セピア色の写真を整理していたら、学生時代の登山を思い出した。山登りで一番楽しいのは、夏場の沢登り。なんといっても涼しいし、飽きない。尾根伝いの縦走も楽しかったが、時間を忘れるということはなかった。岩場に差し掛かった時の原則は一つ、3点確保(四肢のうち、一つだけを動かして前進する)で登ることが可能かどうかである。不可能と判断すれば、何時間かけても迂回する。
 迂回はブッシュとやぶ蚊、時々蛇に阻まれ、正直嫌いです。
岩登りに入る前には必ず想像力を働かせる。今自分は命の危険を冒そうとしている。もし滑落すれば仲間に迷惑がかかるし、死んでしまうかもしれない。死んだら親が悲しむ(当時は携帯TELもない一人暮らし、沢登りに行くこと自体家族に報告していない!)。目の前の危険をしっかり認識し、滑落すれば多くの人を困らせ、悲しませることになるということを具体的に想像できるように少しだけ瞑想する。そしていざ、登攀。難所にさしかかったときには尚更、3点確保の意識と、想像力をビジュアル化するよう心がける。沢を登り切ると大抵は眺望の良い尾根に出る。その時の爽快感は格別です。また水系の源流を制覇したというのはなんだか私にはとても自己満足が得られるものでした。
 3点確保の原則は経営をする上で最も大切な思想だと思っていますし、おかげさまでこの年になって、当時の思い出と今の私は繋がっていると強く感じるようになりました。しかしそれは少々保守的で、臆病すぎるかもしれません。スピードが求められる現在、上記の話には時間軸がありません。また2点確保も覚悟しないと、そもそも登れない沢もいっぱいあります。どちらかというと経営上はかつてよりも2点確保に挑んでいるような気もします。いずれにしても人工登攀や、ハングオーバーを一点確保で登るような芸当は自分には馴染まない。
 が、どうしても登りたいときは2点確保も厭わない!そのような考えで進むことができたらと思っています。
川西裕康

2018.08.27 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ「瓦版」8月 (23号)

トヨタネ瓦版8月23号を掲載しましたので下記PDFをご覧ください。
【瓦版8月号】PDF
・8月10日社長のつぶやき掲載:「弊社の苗産業について」
・プロファーム T-cube
・農場便り:キャベツとブロッコリー
ブロッコリー苗
・野菜ソムリエ:夏ばて対策
・HP掲載ブログについて
・交通安全と仕様と操作を考える
・コミュニケーション・ワークスペース
「Coworking」コ・ワーキング