本年16名の新卒新入社員を迎えることができ、私自身も新たな勇気と希望を頂き、また大きな責任を感じています。
当社にとって新卒採用は最も大切な仕組みであり、文化です。
多くの地方企業にとっては、業容拡大と将来の明るいビジョンを描けない限り、新卒採用は厳しいというのが現実です。私にとっての新卒採用は、会社がsustainable(サステイナブル:持続可能)であるための大変重要な条件だと思っています。新卒採用の継続は会社構成員の年齢バランスを適正に保つ効果があり、会社のベクトル合わせに有効で、団結力を強めます。しかも昨年の新人は先輩という地位を手に入れることができるし、新人を肴に歓送迎会を楽しむ機会を増やすことができます。
一方新卒採用のみを偏重すると金太郎飴のような組織風土となりがちで、「会社の常識は社会の非常識」のような事態を招くのではないかと危惧する声もあります。diversity(ダイバーシティ:多様性)という言葉も私がとても好きな言葉です。好きではありますが、実践、実行できているとは言い難い現実があります。
強固な組織だが、単線的ではなく、一人一人の構成員は多様性を享受し、何よりも尊重している。
どこかの大都市の知事さんのような英語の使い方で恐縮ですが、diversityの尊重がsustainableにつながると信じて行動できている。
そんな組織を目指していきたいと願っています。