前回のブログから、コメ問題は激変した。江藤大臣の失言辞職から小泉大臣が登場し、買戻し条件なし、しかも随意契約で、政府備蓄の古古米、古古古米が売り出されるとはだれが予想できただろうか。そもそも価格対策で備蓄米が「バナナのたたき売り」のごとく放出されるのは、本来の趣旨と相当かけ離れている。 今後「想定外」の大災害が起きた場合に、日本に食料はあるのかとまで心配になりますね。
お米への関心からすれば地味な話題ですが、冬場高かったキャベツも5月は大暴落、農業現場に何が起きているのか、私にもよくわかりません。
そしてまた夏が来る。子供の頃夏が来るのは楽しみでしかなかった。「もういーくつ寝ると夏休み」そんな気分でルンルンでした。ところが今は今年の夏も記録的な猛暑になるのではないか、しかもその影響は9月を超えて10月まで続くのではないかと憂鬱な気分です。大げさに言えば恐怖しかない。大騒ぎしているおコメの作柄も心配ですし、夏に播種、育苗する野菜たちが無事に育つのか、雨の降り方はどうか、狂暴化した台風が日本列島に上陸する可能性はどうか、会社に目を向ければ熱中症で倒れる社員は出ないだろうか、またまたその結果としての業績はどうなりそうか、心配事ばかりの夏を迎えます。地球温暖化は肌感覚としてじわじわ進行していることは間違いない。50年以上寿司屋を経営している大将も、魚の種類も変わり、旬の時期もわからなくなってきたとぼやいていた。ブログでは何度も書いたが、本来自給できるはずのお米を筆頭に、農業政策は不足よりも過剰生産による暴落を心配してきたが、もう時代が違うように感じます。
どんな凶暴な夏が来るかわからないので、意欲のある農業者には思いっきり作らせてあげたらどうか、そして知恵と工夫と努力が実った農家がやりがいを感じ、しかも儲かってくれれば、高齢化による農業の壊滅は必ず防げる。少子高齢化、後継者不足による高齢化は農業だけの話では決してない。仕事が楽しく、やりがいがあって、しかも高収入が期待できれば人は集まるはずだと思います。