ブログ「社長のつぶやき」

2018.06.21 [ 社長のつぶやき | トヨタネ通信「瓦版」 ]

トヨタネ「瓦版」6月号

トヨタネ瓦版6月21号を掲載しましたので下記PDFをご覧ください。
または内容をご覧ください。(※若干文章やイラストが変更されています。)
【瓦版6月号】
瓦版イラスト
瓦版6月号内容
・巻頭記事:日本の施設園芸の未来 
・新しい事へのチャレンジ
・いまが旬!スタミナ野菜の王道「ニンニク」 
・TRC活動:豊川リレーマラソン
・農場だより:「スイートコーン公開調査」
 
◎日本の施設園芸の未来
 日本の施設園芸の規模は1999年5.5万haだったのが、2017年は4.3万haと20年間で約1万ha減少しました。近年は減少率も加速度がついているという。人口規模が1/2以下の韓国と比べても規模及び内部設備において後れを取っているのではとの焦燥感もあります。そうした現状を鑑み、今後はオランダに匹敵する高生産性を目指しながら、極力コストダウンの計られた1ha規模、投資額2億円程度のハウスが中心となることが望まれるようです(行政並びに業界団体等との会合の中での議論における私なりのまとめ)。そうした方向性に向け大規模ハウスが可能となる農地法の改正や政策議論が活発になりそうです。しかし国内の施設園芸メーカーにおいて、1ha規模を前提とした商品開発が活発とは必ずしも言えない状況にあります。オランダはすでに10ha以上の温室を前提とした技術開発に集約されていると聞きます。現状でも数ha規模であれば、相当な輸送料がかかろうとも、オランダ施設園芸をそのまま持ち込んだ方が安いし効率的という声もあります。
 弊社が基盤とする東三河地方、中でも豊橋市はここ数年概ね20~40a規模の新設ハウスがたち始めています。大規模農家はこうした数10a規模のハウスを複数経営し、結果として1ha規模の施設経営を指向しているように見えます。雇用労力の確保は共通した深刻な課題ですが、複数ハウスの方が、労力の分散や様々なリスクの回避には適しているように感じます。また投資規模も2億というよりも取りあえずは1億が心理的な壁、1億投資が順調に償却できたらもう1億という方が経営の安定性は高いように思います。いずれにしてもどちらが将来の姿として適しているということではなく、近未来の日本の施設園芸の姿を展望しつつ、これからも専業プロとして頑張る生産者に寄り添える企業でありたいと強く念願しています。

◎新しい事へのチャレンジ
 今年度会社は50周年を迎えるにあたり、変化への対応を全社で取り組んでいます。
特に私が担当している施設部・広域営業は他部署に比べても変化の多い部署だと思います。
最近は社内で新入社員が集まってお互いの業務知識を高めるための取組みが開始されています。全員で積極的に取り組んでくれているので今後が楽しみです。

私が新しいことにチャレンジする時に、大事にしていること。
チャレンジ
①見切り発車でもスピードを優先する。
全部決まってから始めようと思っていたら、何もすることはできません
②最低限のルールは明確にしておく。
周りの方に協力してもらうためには最低限のルール作り、事前説明が必要です
③必ず資料を作る。
口頭説明だけではまず理解されない。
関係者がイメージを共有するために新しい事は必ず資料で見えるようにする
④やると決めたら粘り強く進める。
新しい事なので、スムーズに進むことはまずありません。
また簡単にやめてしまうと次に取り組む時に周りが協力してもらえなくなります
皆さんそれぞれ考えは違うかもしれませんが、やらない理由を並べるのではなく、
前向きに議論し推進できる組織を目指していきます。

◎いまが旬!
 スタミナ野菜の王道「ニンニク」
日本一のにんにくの産地といえば青森県。
青森県のにんにくの収穫時期は6月中旬~7月中旬頃です。
収穫直後から乾燥する前のにんにくを「生にんにく」といいます。
水分が多く、瑞々しい香りが特長です。
にんにくには収穫後の保存方法によって、いくつかの呼び名があります。
ニンニク
収穫後に、約30%の水分を取り除いた状態に乾燥させて出荷したものを「乾燥にんにく」。
7月下旬~8月末が旬で、生にんにくよりも風味が香ばしく、甘さが増しているのが特長です。
他にも、乾燥したにんにくを-2℃で冷蔵保管した「冷蔵にんにく」(10月~翌年3月まで)。
同じく乾燥後に-2℃でCA貯蔵(ガス冷蔵)した「CAにんにく」(4月上旬~7月まで)。
産地でさまざまな保管方法を用いて品質が低下(発芽、発根)しないように策を講じています。
それにより、1年を通して品質の良い国産にんにくを手にすることができるのです。

にんにくを選ぶときは、ずっしりと重量感があって、大きさは直径5㎝~7㎝ほど、リン片が5~6片あるものがいいでしょう。
また、上部の茎のところが少し割れている場合もありますが、決して品質が悪いというわけではありません。リン片の内側が膨らんだことによって割れているので、逆にそちらの方がリン片が充実していることになります。

にんにくは豚肉と一緒に調理することで、疲労回復効果が期待できます。
にんにくに含まれる「アリシン」は、豚肉に豊富に含まれているビタミンB1と結びつくことで、吸収率がアップするからです。肌のくすみの原因ともなる血行不良を改善する血行促進効果や、腸内の悪玉菌を減らしてくれる殺菌効果もあるので、美肌効果も期待できます。

スタミナ野菜の王道「にんにく」のパワーで、暑い夏を乗り切りましょう。

◎TRC
「TRC」トヨタネランニングクラブを指します。
昨年12月12日正式に立ち上げました。
目的は「ランニングを通して健康維持を目的とする」ものです。

年間エントリーする大会は三月に開催されます穂の国・豊橋ハーフマラソン。
今月6月3日に開催されました豊川リレーマラソン。
次に行われます田原リレーマラソン。
この地方で行われる主要な大会にエントリーをしています。

今月初めに開催されました豊川リレーマラソンは5チーム45名がエントリーし完走しました。
トップとの差は約50分遅れの3時間3分。
もう少しで3時間を切れます。
次回はベストメンバーを選出して望めば2時間半から3時間以内も可能では・・・。
当日は天候に恵まれました。
今年入社された女性・男性、軽快な走りがよかったですね。
豊川リレーマラソン
フィニッシュ
フィニッシュ
集合写真
集合写真

今後他のリレ ーマラソンにも少しずつ参加 してい きたいですね。

◎スイートコーン公開調査
 6月15日スイートコーンの公開調査を実施しました。
スイートコーンの早生の品種から中早生の品種まで19品種について行いました。
作物の樹姿、収穫物大きさや糖度などの数字データ、外観、食味など参加者同士で意見交換をしました。
スイートコーンは早生の品種から晩生の品種まで同時に種まきをすると熟期も違ってくるのでいつ公開調査をするのか悩むのですが、今年はカラスに早生の品種を食べられたので待ちきれずに中早生の品種ゴメン!と思いながら公開調査の日程を決めました。
スイートコーンは種まきをしてから収穫までが約3ヶ月と短期間で生育するので、タイムリーな管理がとても大事です。
さらに細かく言うと最初の2ヶ月くらいで樹姿は決まってしまい受粉が始まってから収穫までの時間は3~4週間程度とあっと言う間です。
生育スピードがとても速いのはC4植物であるトウモロコシはトマトなどの作物C3植物と比べると効率良く光合成を行なう仕組みをもっているからです。
光合成を効率良く行なうためには十分な水と肥料と葉面積が必要です。
肥料と水を吸収するための根を増やすのには何ができるのか考えるのですが、露地野菜では環境制御はできず結局は土作りと、生育に合わせた追肥、土寄せくらいしかありません。
そう考えると農家の技術はすごいなと改めて感じます。根の量や葉面積は品種の力によるところが大きいのでやはり品種選びは重要な栽培技術だと思います

編集室より

2018.06.09 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

日本の施設園芸の未来

 日本の施設園芸の規模は1999年5.5万haだったのが、2017年は4.3万haと20年間で約1万ha減少しました。近年は減少率も加速度がついているという。人口規模が1/2以下の韓国と比べても規模及び内部設備において後れを取っているのではとの焦燥感もあります。そうした現状を鑑み、今後はオランダに匹敵する高生産性を目指しながら、極力コストダウンの計られた1ha規模、投資額2億円程度のハウスが中心となることが望まれるようです(行政並びに業界団体等との会合の中での議論における私なりのまとめ)。そうした方向性に向け大規模ハウスが可能となる農地法の改正や政策議論が活発になりそうです。しかし国内の施設園芸メーカーにおいて、1ha規模を前提とした商品開発が活発とは必ずしも言えない状況にあります。オランダはすでに10ha以上の温室を前提とした技術開発に集約されていると聞きます。現状でも数ha規模であれば、相当な輸送料がかかろうとも、オランダ施設園芸をそのまま持ち込んだ方が安いし効率的という声もあります。
 弊社が基盤とする東三河地方、中でも豊橋市はここ数年概ね20~40a規模の新設ハウスがたち始めています。大規模農家はこうした数10a規模のハウスを複数経営し、結果として1ha規模の施設経営を指向しているように見えます。雇用労力の確保は共通した深刻な課題ですが、複数ハウスの方が、労力の分散や様々なリスクの回避には適しているように感じます。また投資規模も2億というよりも取りあえずは1億が心理的な壁、1億投資が順調に償却できたらもう1億という方が経営の安定性は高いように思います。いずれにしてもどちらが将来の姿として適しているということではなく、近未来の日本の施設園芸の姿を展望しつつ、これからも専業プロとして頑張る生産者に寄り添える企業でありたいと強く念願しています。