毎年4月は弊社の決算月、5月は新年度です。
創立後まもなくして5月1日から~4月30日が会社年度となりました。なぜこの年回りにしたのか、明確には聞いていませんが、「春種」が一段落するのが4月だったからでしょう。大手の種苗会社も5月・6月を会社年度とするところが多い。
しかし4月末はゴールデンウイークの真っ最中、なんとも締まりの悪い新年度を迎えることとなり、気勢も上がらないのですが、例年5月2日には、豊橋駅前のホテルで「経営計画発表会」を実施します。ゴールデンウイークの真ん中なので社員には迷惑でしょうが、「大安」でない限りホテル宴会場は最も空く可能性が高い日でもあるのです。
社員全員に手帳型の経営計画書を配布、同時に経営計画発表会を行うようになったのは2003年(第37期)からです。2000年㈱武蔵野小山社長の講演を聞き、是非当社でも実行したいと2001年小山さんが主催する経営塾で勉強しました。道のりは遥か遠く感じましたが、小山さんの教えで習うよりも真似ろ、コピーでも良いから早く実行しろ、間違えたと思ったら直せばよい、石の上にも3年、3年頑張れば自分のものになる、5年経てば「文化」となり、10年たてば「伝統」になると励ましてくれた。お陰様で20年経った今日は当社では多くの社員が当たり前と感じてくれる位の新年度の行事となりました。
尤も社長がそう思っているだけで今でも多くの社員にとっては迷惑かも知れないが、発表会後の新入社員歓迎懇親会を楽しみにしている社員も多い。コロナ禍で2年自粛・中止しましたが、昨年度はなんとか再開させました。久しぶりの宴会だったせいか、その後の2次会(会社は自粛せよと言ったつもりですが)で複数のコロナ陽性者を出してしまいました。当時は大量感染かと心配しましたが、その後まもなく収まり、ホッとしたことを覚えています。
今年は5月7日より新型コロナ感染症の5類への移行が決まっています。私の立場としてはポストコロナ、そして旺盛なインバウンド需要で大きな宴会や外食産業が復活し、結果として農家の懐も良くなればと心から願っています。
ちなみに第57期の社長方針(スローガン)は「農業の今を見据え、頑張る農家を応援し、未来の農業に役立つ会社を目指す」です。とにかく農業の正念場だと真剣に思っています。