ブログ「社長のつぶやき」

2025.05.07 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

第59期経営計画発表にあたって

下記文章は2025年5月2日弊社の第59期経営計画発表会にて社員向けに発表されたものであり、「第59期経営計画書」に記載された内容です。
その全文を社長のつぶやきとしてHP上でも広く公開させていただきます。

代表取締役社長  川西 裕康


今年も第59期の経営計画発表ができることを、お客様、社員、仕入先、関係先様のおかげと心から感謝します。創業は1968年、日本経済の成長とともに、農業も高度成長・近代化の時代でした。時代は会社の成長を後押ししてくれました。しかし現在基幹的農業従事者の数は減少を続け、2023年は116万人、2040年にはさらに70%減、30万人を切る予測も出ています。マーケットは明らかに右肩下がりです。会社の繁栄と存続は簡単なものではありません。お客様、強いては社会から必要とされない限り、会社はいずれ淘汰されます。創業57年、そのこと自体に誇りを持ちながら、過去に感謝し、未来に向かって更に必要とされる会社を目指したいと心を新たにしています。

農業の未来は「スマート農業」を駆使した少数のエリート農家による寡占のみが正しい道とは思いません。様々な思いを持った人が門をたたくでしょう。「多様性」は重要なキーワードです。様々な動機で農業に取り組む人々に寄り添い、より役に立つ会社を目指したいと思います。「地球環境問題」ももう一つの大きなテーマです。しかし理想論が優先し、現場の農業者と利益相反となっては、元も子もありません。非常に狭い道ですが、2050年カーボンニュートラルに向けた技術開発・商品開発と情報提供ができる会社でなければ、今後の発展は期待できません。地域に支持され、全国に、強いては世界に必要とされる会社を目指します。

「農業の多様性を尊重し、農業の発展に尽くせる会社を目指す」この言葉を本年度の方針とします。

弊社は日本の園芸農業にとって、必要とされる会社になりたいと念願しています。地域密着を基本としながらも、お客様に役立つと思うサービスや商品、そして技術については全国展開を推進します。引き続きご鞭撻、そしてご支援、ご協力をお願い申し上げます。日本農業が輝きを取り戻すことに必要とされる会社を目指します。

前の記事を見る

次の記事を見る

トラックバック

このページのトラックバックURL:
https://www.toyotane.co.jp/p/trackback/002947

コメント

この記事に対するコメントはまだありません。

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

前の記事を見る

次の記事を見る