ブログ「社長のつぶやき」

2024.09.03 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

8月異変(キャベツ・お米)

例年、8月は異常な猛暑と言われていますが、今年もまさに猛暑でした。地球温暖化(沸騰化)は、ほぼ定説になりましたが、人によって「今は太陽活動が強い時期で、いずれ寒冷化に向かう」と言う人もいます。いずれにせよ、我々がバトンを渡す子供世代・孫世代に寒冷化が始まるとはとても思えない。30年後・50年後のことが心配です。我々は地球を子孫から託されているのであり、いつか断罪されるのではないかと思う。

キャベツ農家も大変です。8月は定植時期ですが、8月上中旬は猛暑の上、全く雨が降らない。用水の力を最大限借りなければならないが、労力は2倍、3倍かかる。下旬には台風10号の到来、当初は直撃かと施設園芸の被害が気になったが、どんどん速度を落とし、南寄りに進路を変更、東海直撃は免れたようですが、連日雨が振り続ける。そのような状況でも農家は、小雨の降りしきる中、定植作業を続けていた。車から頭を下げました。しかし、定植が無理な圃場がほとんどです。天気が回復しそうな9月以降の忙しさは、例年の比ではないと思う。それでも11月になると、多分一面のキャベツ畑を見れることになるでしょう。なぜならば、彼らはプロフェッショナルなのです。

もう一つ心配なのは米価の動向です。昨年の作況指数101は、間違っていたとは絶対に農林水産省は言わないだろう。今言えば火に油を注ぐようなものだから。しかし、現実は100を下回ると推定します。一部の目聡い消費者は、8月初旬頃から多めにお米を買うようになっていた(近くのスーパーでよく目撃した)。お盆後のスーパーには、在庫がないところが多かった。しばらくは入荷しても、昨年比10kg単位で1000円以上売価は上がるだろうと思います。しかし、報道機関にはどうか「お米が高くて買えない」と派手な報道をしてもらいたくない。多くのお米農家にとっては、やっと採算の合う水準の価格になってきただけなのだから・・。