弊社は4月末決算のため5月1日が新年度となります。
新年度は気分一新と行きたいところですが、ゴールデンウイーク週間と重なり、気勢は上がりません。
ゴールデンウイークが終わってやっと新年度という感じです。
しかしそのゴールデンウイークも2年連続新型コロナウイルス禍となりました。
毎年5月2日(日曜の場合は前日)は豊橋駅前のホテルアソシアに全社員があつまり「経営計画発表会」を開催するのが弊社の慣習ですが、2年連続でキャンセル、ZOOM利用の遠隔会議となりました。
私にとっては年に一度の最高の舞台、いわば「お立ち台」ですが、その「楽しみ」を奪われたようなものです。
前期の決算が上々であれば更に気分は最高、発表会後の新入社員の紹介、そして乾杯は至福の時となるはずでした。
今年はその前提がすべて暗転しました。
社長ってなんだろう?
結局自分満足のセレモニーに過ぎないのではないか。
お客様第一と言いながら、自分ファーストではないか?
改めて原点に立ち返れば、この経営計画発表会が「増客」にどう結びつくのか、論理的に説明できるのだろうか? おかげで色々なことを考えました。
コロナは人を哲学者にすると聞いた覚えがありますが、少し同感です。
忙しい忙しいと言いながら、なんのことはないほとんど生産性のない会議や出張、接待・懇親と称しながら自分が「楽しい飲食をしたい」と思っていただけではないか。
現にルーティンワークを持たない多くの社長は「仕事」を取り上げられて結構暇を持て余しているようです。
それでも業績が上がっている会社ならば、素晴らしいですね。
経営者の「無駄な仕事」を消し込んでいけば相当な時間と経費の節減になるでしょう。
そうは言うものの弊社では12月も決算中間報告と時事案件を中心に「下期勉強会」という会合があります。
会議終了後は大忘年会です。
色々後ろ向きの話をしましたが、やはり自分はアナログ人間、なんとしても12月にはコロナ禍が収束し、良い決算報告と美味しい乾杯がしたいと心から念願しています。