2014.08.25 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
今年も本社前の花壇にサンパチェンスを植えました。
暑い中でも、鮮やかな花を咲かせています。
でも、このサンパチェンスが植えられるのを待っていたのは私たちだけではありません…
探してみると、やっぱり大きく太ったセスジスズメの幼虫がいました。背中の目玉の模様がこちらを見ているようで、頭を丸めているとまるで蛇みたいです。
終齢幼虫は人差し指くらいある大型の蛾の幼虫で、サトイモ、コンニャク、ブドウにも発生します。コナガのように大量発生はしませんが、体が大きい分たくさん食べるので、放っておくと数匹いるだけでも作物は丸坊主です。防除するには早めに発見し、取り除かなくてはいけません。
ちなみに成虫はこんなかんじです。スズメのように活発に飛び回ること、背中の一本線が名前の由来だそうです。
サンパチェンスについた幼虫は、丸坊主にされる前に取り除きました。でも私は殺すのは苦手なので……(--;)
その幼虫をどうしたかは秘密です。
≪肥料農薬担当≫
2014.08.23 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
豊橋技術科学大学のオープンキャンパスで開催された「植物工場と6次産業化」という講演を聴きに行きました。
三枝教授の講義「ITで拓く 植物工場と6次産業化」に引き続き、実際の植物工場と6次産業化を行っている企業、農家の事例発表がありました。
その中でのトヨハシ種苗研究農場にて研修生として勉強され、ミニトマト栽培をされている冨永氏の発表では、お父様からの長年の経験の基づく栽培技術と最新の環境制御技術やITを駆使した栽培管理を上手く融合させた発表はすばらしいものでした。

企業の閉鎖型植物工場の取組と農家の太陽光利用型植物工場の最前線がどうなっているのか良くわかる講演会でした。
種苗部
2014.08.18 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]
先日、セミナーがあったので、東京:表参道に行ってまいりました。

大正時代に、明治神宮の参道として整備された大通りが『表参道』そのものですが、現在ではその通りを中心とする、原宿・青山地区の町域を指して『表参道』と称されるのが一般的と言われているそうです。
表参道の街路木であるけやきが、通りの左右に一列ずつ配置され素敵な風情でした。
日本国内外の有名ブランド店が数多く立ち並んで、ショッピングストリートとして注目される空間の一方、1歩入った裏通りは閑静な住宅になっているのがまた不思議…。

地方から出てきた人間にとって、このバランスが東京の魅力に映るのは自分だけでしょうか!
社長室
2014.07.30 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]
少し前の話ですが、社内の人が
「うちの田んぼのイネに花が咲いたよ!」
と写真を撮ってきてくれました。
イネは7月に入ると花を咲かせますが、その期間は2~3日くらいだそうです。だから、田んぼをよく見ている人でないと、なかなかイネの花を見ることはできないかもしれませんね。
少し調べてみると、イネ科の花は、風によって花粉を雌しべに受粉させる風媒花というもので、虫の力を借りて花粉を運んでもらう必要がないということを知りました。だから虫を誘うような花弁や蜜もなく、ちょっと地味な姿をしているのですね。
そう言えば、同じイネ科のススキやトウモロコシ、芝なんかも似たような花を咲かせるなぁと思い出しました。
この受粉が終わると、実がどんどん膨らんできて、いよいよお米らしい姿になってきます。大きくなった穂がついた田んぼの景色は綺麗だなぁといつも思います。
今年も美味しいお米が育ちますように…☆
2014.07.25 [ クロロフィル通信 | イベント情報 ]
7月23日から本日25日まで、東京ビックサイトにて“施設園芸・植物工場展2014(GPEC2014)”が開催されています!
『活かそう 日本の技術力! ~ここまで来た!理想の栽培環境づくり~ 』をテーマに、さまざまな会社が出展し、省エネや統合環境制御・農作業ロボットなど先端技術が集結、セミナーなども行われているそうです。
弊社も出展させていただいておりますので、お越しの際はぜひお立ち寄りください!
2014.07.24 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]
先日、巷で人気の沼津港深海水族館へ行ってまいりました。
水族館に入る前に、すぐ近くの海鮮丼で腹ごしらえです。

▲ニジマスといくらの親戚丼
深海魚丼というメニューがありましたが、勇気がなく食べられず‥。
水族館自体はそんなに大きくはないですし、ショーなどもありませんが、深海魚を中心に上手く展示されていて、奥が深くとても面白い水族館でした。
最近は深海生物のオオグソクムシが流行りのようで、さまざまな水族館でも見ることができますが、この水族館では手にオオグソクムシを乗せてじっくり観察できるイベントが開催されていていました。
ちょっとかわいそうでしたが、間近で深海生物が見れて、興奮間違いなしです。
そしてなんといってもこちらの水族館は、世界でも希少なシーラカンスの冷凍保存が展示されているのです!
写真では伝わりませんが、すごく大きいです。

シーラカンスについての展示や映像も多く、見ごたえたっぷりでした。
色んな種類の生物を見れる水族館も楽しいですが、何かに特化した水族館というのは深くその世界に入り込むことができて素晴らしいなと思いました。
今は夏休みで劇的に混んでいるかと思いますが、みなさまも是非お立ち寄りください。
ちなみに、水族館の半券で一部のお店が少しお安くなるらしいので、ご飯は水族館の後にした方が経済的です◎
総務部
2014.07.23 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

スイカの公開調査が研究農場で行われました。
重さや糖度等のデータの他に、見たり触ったり、実際に食べて食味を調べたりします。

自分の良いなと思った品種が、良いなと思った品種の改良系だということを知って、やはりどことなく味が似ているのかなと思いました。
肥大も良かったので期待したいです。
スイカの調査に参加したのは2回目で、まだ細かな食味の違い等わからないのですが、経験を積んでわかるようになりたいです。
本日はとても暑かったのですが、スイカのみずみずしさに潤いました。
夏はやっぱりスイカですね!
種苗課
2014.07.18 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
今年度最後のスイートコーンの圃場見学会を実施しました。
種苗メーカーの育種担当の方から品種についての細かな説明をしていただきました。
参加していただいた農家さんからは熱心な質問、そして他の品種を含めた試食会もありました。
来年から本格販売をする予定のサカタのタネのスイートコーンの新品種が中心の見学会でした。
今回の新品種のテーマは、風で倒れない、収穫適期が長い(在圃性)です。
お客様の圃場やトヨハシ種苗の研究農場での品種の試作を通じて、その地域にあった品種をお客様に提案してゆくことになります。

2014.06.17 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]
出張で秋田へ
豊橋から東海道新幹線、秋田新幹線で秋田駅へ、着いたのは夜の8時半結構掛かりました。
明日秋田空港で羽田やセントレアから来る人と待ち合わせ。
早速駅に着くと明日の空港行きの始発リムジンバスの時間と停留所を確認のため駅前へ行きこの木造のバスターミナルに感動!早速撮影しました。このターミナルは昨年出来たようです。詳しくはネットで検索を!
9時前に撮影、結構いいと思います!
次の朝駅周辺を散策しました。さすがに県庁所在地のつくり。
人口は27万人、10年前より減っているようです。
東京や大阪などの大都市を除くと今後地方都市は顕著に人口減と思います。
駅構内も立派です。
2014.06.07 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
東海地方も平年よりも4日早い6月4日に梅雨に入り、これからはジメジメした季節になりますね。
今年の夏は5年ぶりにエルニーニョ現象が発生し、秋まで続く予報だそうです。
エルニーニョ現象が発生すると、夏は低温、多雨、寡照、冬は暖冬となる傾向があるそうですので野菜生産者の皆様方はお気を付け下さいませ。
話は変わりますが、5月中旬に収穫が出来る、キャベツ品種を試験していただきましたので、報告いたします。
この番号キャベツ品種『TS-C112』は、田原市で年明けに定植しても、非常に早生性があり、5月中旬に収穫することができるイケイケなキャベツ品種です。
田原市では従来、秋播きで年内に定植して初夏収穫を狙う作型が一般的でしたが、田原市の生産者の方は近年年内に収穫を終える作型を減らされ、本来の冬どりの作型に戻られており、年内に畑が空かないのが現状だと思われます。
そこでこの『TS-C112』キャベツの登場です。
早生性のある品種の為、若干春っぽい外観をしておりますが、十分初夏系キャベツとして通用する外観を持っております。
草勢も旺盛で、外葉ができすぎてもブカ球になりにくい、肥大型の結球をします。
なかなか球が締まらずに収穫できないな~と少し置いておいたら、裂球が始まっていた!なんて心配が少ないのが特長です。
この『TS-C112』キャベツは年明け定植で早生性があり、春からグイグイ生育が進むので、カルシウム欠乏症の発生の懸念があります。
特に地温も高い時期で、肥料が効きすぎてしまうとカルシウム欠乏症の発生リスクも高まってしまうと思いますので、元肥は控えめ、収穫予定の60日前くらいの追肥で調節していただくのが良いと思います。
また、カルシウム資材の葉面散布も非常に効果的だと思います。
弊社で特におすすめしているのが、亜リン酸とカルシウムが含まれ、植物体への吸収効率が良く、植物体の先端部までカルシウムが良く届く、葉面散布剤『ホスカル』です。
是非この『TS-C112』キャベツと高機能葉面散布剤の『ホスカル』で5月中旬収穫のキャベツに取り組まれてみてはいかがでしょうか?
田原営業所 坂神