ブログ「クロロフィル通信」

2011.05.27 [ クロロフィル通信 | イベント情報 ]

『葉物野菜の種まき講座』が開かれました

5月18日、豊橋市高豊地区市民館にて、市民の方を対象にプランター葉園講座が開催されました。
講師は、NPOアグリルネッサンス 大場正典氏と林總喜氏です。

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★ 自宅の庭やプランターを使った

野菜の栽培方法をご紹介いたします ★



【手軽にできる葉物野菜】


スプラウト ‥食用とする植物の新芽の総称
かいわれ大根、マスタード、ひまわり、ブロッコリー、レッドキャベツなどスプラウト用種子を使って手軽に栽培することができます。

ベビーリーフ ‥発芽後10日~30日程度の若い芽の総称
いろいろな種類の種子のミックス商品をバラ蒔きして収穫します。
葉の色、形を見て楽しむこともでき、通常栽培の間引き菜もベビーリーフとして利用できます。

ミニ野菜 ‥通常の品種より小さなサイズの品種
ミニ大根、ミニレタス、ミニキャベツ、ミニ白菜、サラダ牛蒡、ベビーキャロットなどです。


【種まきの前に袋をチェック】

・ 種の袋の表には、早生・中早生・晩生、病気への抵抗性、晩抽性などの品種の特徴が書いてあるので確認してください。
種の袋の裏には、種まき時期、収穫時期、栽培のポイントなど栽培の情報が書いてあります。
同じ野菜でも、春まき用、秋まき用の品種があるので注意してください。


【葉物野菜をプランターに種まき】

点まき
大きくなる野菜向き
(オクラ、クウシンサイ、トウモロコシ、ダイコン)

すじまき
あまり大きくならない野菜向き
(小カブ、コマツナ、ニンジン、ホウレンソウ)

★ まき方 ★
①ヘラや定規で畝を作り、種をまく溝を作る。
②人差し指と親指の先をひねるようにして、種をまく。
③人差し指と親指で土をつまむようにして、土をかぶせる。
④ジョロのハス口を上に向けて、優しく水をかける。

※ 発芽するまでは新聞紙などを敷いて、土が乾かないようにするとよい。 
※ 好光性種子(ニンジン、ゴボウ、レタス、シュンギクなど)は、極薄く土をかぶせるようにする。
※ 葉物野菜のプランターの土は、七文目(トマトより少なめ)でよい。

【間引き、土寄せ】

小カブ
1cm間隔で種まき、
発芽後3cm間隔に間引き、
本葉2~3枚で6cm間隔、
本葉6枚で12cm間隔に間引き

カラシナ
1cm間隔で種まき、
発芽後3~4cm間隔に間引き、
草丈7~8cmで10cm間隔に間引き

ミズナ
1cm間隔で種まき、
発芽後3~4cm間隔に間引き、
草丈25~30cmで収穫

※間引きをしたら、必ず土を株元に寄せる(土寄せ)
※目安、指2本3~4cm、指3本5~6cm、握りこぶし10cm
※発芽後、2~3週間後に10粒程度追肥


【余った種の保存、土のリサイクル】

・ 余った種は、冷蔵庫の野菜庫にビニール袋などに入れて保存してください。
時間が経過すると発芽率が悪くなったり、発芽するまでの時間が長くかかってしまいます。
寿命の短い種子(タマネギ、ニンジン、ネギ、ミツバ、ラッカセイなど)は、翌年は使えません。

栽培が終了した土は、フルイで根を取り除き、腐葉土かバーク堆肥を2割混ぜてから、新しい土を5割混ぜます。腐葉土・バーク堆肥の代わりに市販の土のリサイクル材を使用してもよいです。
連作障害防止のために、同じ科の野菜を同じ土で連作して作らないようにしてください。

ぜひ皆さんも、ご自宅でお試しください!


社長室 磯貝

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