ブログ「クロロフィル通信」

2019.06.26 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]

豆苗(とうみょう)について

こんにちは。0(^_^)9
最近儲かるTV番組で豆苗を取り上げていました。

いわゆる世間で言う植物工場が紹介されていました。
豆苗
企業名は聞き覚えのある企業。
生産からパッケージまで一貫生産です。
工場(ファクトリー)です。

豆苗(とうみょう、ドウミャオ)はエンドウ豆の発芽させ緑化させたもの。
大根や人参の抜き菜のイメージかも?
元々は大きく生長したエンドウ豆の若い葉と茎を摘んだもの。
中華料理では高級食材の部類に入るようです。

そう言えば・・・
30数年前ある大手の自動車部品メーカーが取り組んで研究していました。
これって儲かるの?
?
その時何の研究か推測できませんでした。工場生産のための研究?

それは事業化(ビジネス)するにはシステム化することが必要となります。
当時は分野が違い企業的な取組が分かりませんでした。
今考えると確かになるほどです。
そのとき見えないこと、事業費が莫大。
どちらにしても参入が容易でなく絞り込みされるので本当に真剣に取り組みされる場合は良いですね。
「ハイリスク・ハイリターン」ですが。

当時ある生産者の方から契約栽培で「豆苗」か「ミニセロリ」を事業化したい。
水耕栽培で?

ハードルが高く感じリスクの問題で私はミニトマト栽培(RW栽培)を薦めました。
地域のJAの力の恩恵を受けるほうがベストと考えました。

現在もその方はミニトマト生産(RW)を現在も行っております。
豆苗を工業的生産する場合、莫大な投資金額が必要です。
また事業的に行う方法もあったのかもしれません。
数十年経つと分かるものですね。

日本における豆苗は発芽させた緑化したエンドウで植栽培地つき。
またはカットされてスーパーマーケットなどで販売されています。

きのこ類のシメジやエノキの生産に近いイメージを受けます。
だから生産が工業化し易い作物なんでしょうか。
またシステム化し易く感じます。
かつては中国では特別なときにしか口に出来ない希少品でもあったようです。

日本に豆苗が登場するのは1970年代の日中国交回復、その後の「パンダブーム」以降。
1995年頃から、植物工場で豆から発芽させた状態の豆苗が栽培されるようになった。
年間通して安定生産が可能となり、一般野菜として家庭にも浸透するように。
最近では多くの家庭でも一般化、日常的な光景です。

21世紀に入った頃から、豆苗の需要は急速に伸びているようです。
豆苗は、β-カロテンなど豊富のようです。

料理の食材としての安全で幅が広く安定生産、
また植物工場で農薬を一切使わずに栽培できる点でも消費者受けする食材でもあります。
また、天候に左右されず安定的な栽培が出来る。

他の野菜価格が高騰した場合にも通常と変わらない価格や品質で流通する。
低コストである。安定生産ができ無農薬が可能な閉鎖系のシステム工業生産。
農業(食品、食糧)事業もIT化で近年変わってきました。

食品、食糧を事業とする場合は入口、中間、出口(消費)などなど重要。
事業として年間を通して安定生産を行わなければならない。
季節や時期ごと違う種子の手当てを安定的確保。
野菜種子など安定的確保のため95%くらいが外国で生産されています。
豆苗もそれに近いと考えられます。1国だけでなく何カ国におよぶと考えられます。
常に安定生産のために種子の安定生産・供給・確保。
勿論安定生産のための生産設備の環境創出、環境管理制御、データ管理と色々と沢山あります。
私たち消費者は食べるだけなのであまり考えたことはありませんが、
食品について考えてみるのも良いですね。

記事 総務部
 

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