ブログ「クロロフィル通信」

2020.07.10 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

ヌートリア被害

最近外来種被害について聞く機会がありました。
被害は畑や水田など直接の被害です。

大きな穴を開けられられたり作物を食べられたりして大変でなんともならない。
切実でしたね!最近は罠を仕掛けてもらっても捕獲できない。
奴らも真剣。

罠
写真はヌートリア、ハクビシン用の罠(許可制)

豊橋にハクビシンが住みつくようになったのは知っていますが「ヌートリア」までもなんですね。またジャンボタニシまでも。

昔新城市あたりのブドウやイチゴ栽培農家さんでハクビシンの被害を聞きました。
このような外来種の増加で被害は止まらないようです。

ヌートリアは、外来生物法により「特定外来生物」として指定されています。
飼養・栽培・保管・運搬・譲渡・輸入などが原則的禁止。

ヌートリア

15年ほど前、岐阜県を担当をしていた人に聞いてみるとヌートリアがどこからを追跡をしたことがあるようですがたどっても分からなかったようです。

インターネット検索では
第2次大戦中の軍服の毛皮用、食用として導入されたものとありました。
敗戦と同時に野外に捨てられて野生化したもののようです。
すごく昔でビックリです。

南米原産の哺乳類で、ネズミの仲間で見た目はビーバーのようです。
茶褐色で尾が長い、大きな前歯。まさにビーバーです。

成長すると50~70cm、尾の長さは30~50cm、体重6~9kg程度になります。
相当大きいですね。

泳ぎが得意で河川や湖沼などの水際で生活し、土手などに直径20~30cm程度、奥行き1~6m程度のトンネル状の巣穴を掘るようです。

農作物被害は 稲やニンジン、サツマイモ、キャベツ、レンコン、トマト、カボチャなどなど。
ヌートリアに限らず、野生動物は病気を持っていることが考えられるので注意する必要があります。

現在捕獲は許可制のようです。
これだと頭数を減らすことは難しいのでは?
目標捕獲数を決めて絶対的頭数を減らすことに行政側が目標を置いたらどうなのか。
頭数管理にはICタグなどで管理、餌などで妊娠抑制などで増加を抑える。
減らすには色々と知恵と工夫がいりそうです。

編集室

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