ブログ「社長のつぶやき」

2022.04.07 [ 社長のつぶやき | 日々のつぶやき ]

「沈黙の春」から「幸せいっぱい、花いっぱいの春」へ

春4月 桜は散りましたが、新緑映える素晴らしい季節となりました。

弊社も7名の学卒新人を迎え、実質上の新年度がスタートしました。

今年も頑張るぞ!と意気込む季節ですが、相変わらず新型コロナウイルスの収束が不透明な上、ロシアによるウクライナ侵略戦争の勃発、連日の悲惨なニュースに心が痛みます。歴史的な転換点となることは間違いなく、現時点で素人論を語ることはできない。

唯一ワクワクしているのは、今年のメジャーリーグ。大谷翔平だけでなく、期待できそうな日本人プレーヤーが目白押し、楽しみです。

その中で身近にもっと気がかりなことがある。思いつく言葉は「沈黙の春」。自分の職業上の経験からみても今年の春ほど、農家に底知れぬ不安を与えている年はないのではないかと思う。

1973年第4次中東戦争が勃発、中東諸国の原油禁輸措置を発端に「オイルショック」が発生、凄まじいインフレと物不足不安(実態は不足はなかった)が発生し、象徴的にはトイレットペーパー騒動が起きた。農業界においても、ビニール価格の高騰と品不足不安から多くの農家がこぞって買いに来てくれた。もう時効と思うので正直に言えば、会社はとても儲かったようだ。そりゃそうだろう。インフレ以前の在庫が豊富にあり、インフレ後にお客さんが殺到したのだから。

2022年春 凄まじいインフレとモノ不足が予想されている。肥料・飼料は値上がりだけでなく、供給不足も噂されている。原油価格の上昇も先が見えず、世界的な物流コストは今回の戦争によって更に値上がりするだろう。しかし50年前の石油ショックのようなことは全く起きていない。農家はすでに高くなった原材料費と全く上がらない販売価格の間で消耗している。更なる仕入価格の値上がりはほぼ確実だが、「安いうちに、在庫があるうちに買っておこう」という気にもならないようです。50年前は高度成長の時代、仕入費が上がっても、しっかり作れば儲かるはずと多くの農家が信じることができた。 しかし2022年 農家にとっては「沈黙の春」です。短期的には日本農業最大のピンチです。

それでも夢と希望を持とう。今回のコロナ禍による自粛・戦争の恐怖は、家庭で国産の新鮮野菜を食べられることがどれだけ「幸せ」なことかを多くの国民が実感したでしょう。また食料安全保障の重要性もより多くの国民の共通認識になるはずだ。中長期的には農業の重要性は益々高まるはずです。「幸せいっぱい、花いっぱいの春」が来ることを信じてがんばりましょう。

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