2021.06.11 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは(^O^)/
本日は、アールスメロンの生育状況をお伝えしたいと思います。
今年のアールスメロンは、5月12日に定植を行いました。
定植直後の梅雨入りで生育が心配されましたが、
液肥(ペンタキープハイパー等)の葉面散布と根圏施用で
なんとか交配まで来ることができました!!
今年は着果節位を12~14段で調整しています。
主枝は22~23段で摘芯済みで、現在はミツバチによる交配を行っております。
今後も不安定な天気が続きますが、
生育ステージに合わせてしっかり管理していきたいと思います!
アールスメロンの収穫は7月中下旬を予定しております。
ご見学は随時受け付けておりますので
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)
または、担当の営業スタッフまで。
2021.06.04 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
当地区で伝統的に栽培されている「黒瓜」の紹介をしたいと思います。
漬瓜として栽培されている「黒瓜」は果肉が柔らかくほんのり甘みがあり、独特な食味の漬瓜です。
果皮は、緑の濃い名前の由来になっている一見黒く見える漬瓜です。
以前は農場で採種しており、採種後の果実を廃棄するのがもったいないので、醤油漬けにしていました。
私は、醤油漬けが「黒瓜」の食味を一番引き出す漬け方と思っています。
今回、紹介する「黒瓜」の醤油漬けは、実は私の母親が作っていたのですが、レシピ等がありませんので、私の感覚で調味し漬けてみました。
母親の醤油漬けのように完璧ではありませんが、何とか昔食べた醤油漬けの感じに漬けることができました。
カリモリのようなパリパリ感ではなく、しんなり柔らかく、サクサクとした食感で、醤油が黒瓜の甘さを引き出しています。
皆さんに漬け方を紹介したいのですが、レシピがありませんので大雑把な付け方を紹介しますので、一度試してください。
【黒瓜の醤油漬けの漬け方】
①黒瓜を半切りにして種を取り除き、涼しい所で、1日程塩殺しします。
②しんなりしたら、砂糖と醤油を窪みの中に注ぎます。
③2日程漬け込んだら取り出し、適当な大きさに切り完成です。
2021.05.31 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
1か月ぶりにスイートコーンの品種比較の生育状況をお伝えしたいと思います!
■栽培概要のおさらい
|
播種日
|
熟期
|
品種数
|
現在の様子
|
1作目
(早生)
|
3/15
|
82~85日
|
20品種
|
本葉枚9~10枚 / 草丈100㎝
(雄穂出穂開始)
|
2作目
(晩生)
|
4/12
|
83~90日
|
17品種
|
本葉6~7枚 / 草丈40㎝
(分げつ出始め)
|
・圃場直播 マルチ被覆
・畝幅 80㎝ / 条間 45㎝ / 株間 30㎝ / 畝間140㎝
ニュースでも言われている通り、今年は全国的に記録的な早さの梅雨入りとなりました。
東海地方も5/16から梅雨入りし、過去2番目の早さだそうです。
1か月前には、乾燥で葉が黄色くなって、、、など言っていたのに、
今度は雨が続いて畑に入れず、雑草もふさふさ。
2作目はまだ小さく、畝が雨で崩れて倒伏した株もありました。
“5-アミノレブリン酸(5-ALA)”という成分が、葉緑素を増やして、日照不足を補います。
長雨で心配される、生育不良/遅延の軽減効果が期待されます。
『どんな品種があるか見てみたい』
『コーンを始めてみたい』
『似たような作型でやっていて、情報交換したい』
ご見学お待ちしております。
2021.05.13 [ 農場日記 | 公開調査 ]
こんにちは。
今年もアールスメロンの品種比較試験を行うこととなりました!
品種は、「夏系15号」を始め16品種あります。
今作の予定は下記の通りです。
播種:4/21
定植:5/12(予定)
交配:6月上旬(予定)
収穫:7月下旬
今後もアールスメロンの状況を定期的に発信していきたいと思います。
ご見学も随時受け付けております。
お問い合わせ先電話番号:トヨタネ研究農場(0532)41-2007
2021.05.06 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
皆さん、こんにちは。
今回は農場で生産し、産直販売をしているミニトマト「プチぷよ」のご紹介です。
産直販売の魅力はよく言われている「新鮮・安心・安価」で表されていると思います。
更に付け加えるなら「新たな食材の発見ができる場所」と思います。
単なる食材の買い物する場所であること以外にもレジャー的な楽しみがあれば、集客の効果が上がると思います。
「プチぷよ」はそんな意味でも面白い商材と思い、最近産地直売所に出荷しています。
他のミニトマトと全く違った食感で果皮が非常に薄く柔らかで名前のようにプヨプヨしています。
衝撃に弱く扱いを優しくしないと果皮が破れてしまいます。
酸味も少なく果汁も多くジューシーな食感が楽しめます。
パックにそっと入れて売り場まで持っていきます。
手間がかかるので少し高めの価格にしています。
2021.04.28 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
先日4/12にスイートコーンの品種比較の2作目がスタートしました!
栽培概要をおさらいしますと、、
|
播種日
|
熟期
|
品種数
|
現在の様子
|
1作目
(早生)
|
3/15
|
82~85日
|
20品種
|
本葉6~7枚
(間引き、追肥1回 済)
|
2作目
(晩生)
|
4/12
|
83~90日
|
17品種
|
4/21発芽確認
|
・圃場直播 マルチ被覆
・畝幅 80㎝ / 条間 45㎝ / 株間 30㎝ / 畝間140㎝
ちなみに、心配していた1作目の発芽は無事確認することができました。
豊橋は気温も高くなっており、2作目の発芽に関して安心していましたが、
今度は雨が降らず、1作目の葉が黄色になってきてしまいました。
考えられる要因は、
・肥料不足
・乾燥
急いで「追肥」「潅水」を行いました。(農場では潅水チューブを使っています。)
スイートコーンの生育状況は、随時ブログで紹介させていただきます!
2021.04.22 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
すっかり暖かくなって、過ごしやすい季節になりました。
ただ、この時期は天気が不安定なことも多く、ハウスの『遮光』に迷います。
遮光とは、ハウス内に設置した『カーテン装置』を開閉して、強すぎる光を和らげることです。植物の状態によっては適切なタイミングで遮光しないと、萎れてしまうことがあります。
毎日晴れなら決まった時間に閉めれば良いので簡単なのですが、
雨のあと急に晴れたり、天候が不安定なことが多い時期なので、油断ができません。
このため研究農場では、いくつかのハウスは『遮光』が自動化されています。
ハウス外に取り付けた日射センサーにより、晴れたら遮光して、曇ったら開けて、といった動作を自動的に行うことができます。
天気が変わるたびにハウスへ飛んでいく必要がなくなり、大変効率的です。
また植物にとっても必要なタイミングで遮光してくれるので、ストレスがかかりません。
自動で遮光を行う装置はいくつか展示しておりますので、ご興味がありましたら是非、研究農場へご来場下さい!
*農場視察に関する問い合わせ*
TEL:0532-41-2007(トヨタネ研究農場)または、担当の営業スタッフまで。
オンライン視察も実施可能です!ご相談ください。
2021.04.20 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
皆さん、こんにちは!
今回は、産直向け品目として適当ではないかと3年栽培している「子持ち高菜」
四川児菜・湖南児菜(しせんアーサイ・こなんアーサイ)の紹介をします。
産直向け品目として適当であると思われる点をご紹介します。
①収穫期間が長く生産物が軽い。
*芽キャベツのように節間に脇芽が付きそれを2ケ月程の期間で収穫する。
②早生(湖南)と晩生(四川)の品種の組み合わせで1月上旬から3月上旬まで収穫できる。
③当地ではまだ栽培少なく珍しい品目である。
④ほろ苦さが有り、天ぷらや炒め物で食すれば大変美味しい。柔らかく調理も早くでき食味も良い。
以上が主な注目点です。
<栽培概要>
播種時期:9月10日頃。プラグ128穴(早蒔は早期抽苔しやすい。8月蒔きは不可)
定植:10月上旬。25日育苗 株間・条間:50cm✕70cm
登録農薬:なばな類・野菜類 (登録農薬は少ない。)
年内にアブラムシ・コナガ・ヨトウムシの防除を行う。アブラムシが付きやすい。
収穫:
湖南児菜で1月上旬コブ状脇芽が出来るので順次手でもぎ、収穫する。
四川児菜が2月上旬より収穫開始になる。
2021.04.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは!
皆さん、突然ですがマイクロナノバブルってご存知ですか??
マイクロナノバブル(MNB)とは、直径がマイクロバブルとナノバブルの中間の大きさを持つ泡のこと。人間の見える限界ぎりぎりの大きさなので、肉眼ではほとんど見ることはできません。MNBはごく小さいために、普通の泡とは違った様々な現象を起こします。
例えば、小さいために浮力が弱く、水面に向かって上昇しないため、いつまでも水中を漂い続けるので持続性が期待されます。またMNBを含んだ水は、表面張力がわずかに低下します。そのため、今まで入らなかった小さな隙間にも、水が浸透していくようになります。
(株式会社ナック HPより引用)
研究農場では今年、イチゴの栽培にMNBを使用しました。
酸素供給による土壌微生物の活性化や、作物の養分吸収の助長、根はりを良くし、成長促進や収量増加等の効果が得られるそうです。
何年も使用し、空気層が減少した培土では特に効果が期待できそうですね。
研究農場でも使用を続けていきます!
設置も簡単で、電源があればハウス間も移動できますので、本圃で使用しない時期は育苗ハウスで使う、なんてこともできます!
マイクロナノバブル、試してみたい方は営業スタッフまでお問い合わせください!!
2021.04.09 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
電線の工事の関係で、研究農場の圃場が一時停電になるというお知らせがありました。
そこで、今回は停電の対策についてご紹介します。
普段、研究農場のハウス内にあるセンサーが、
温度や湿度、CO2濃度などを測って、
測った数値を、機械に送り、
自動で暖房を炊いたり、
自動で天窓が開いたり、
自動でCO2を施用したり、、、と
24時間、自動で最適な環境を整えてくれているのですが、それらが全て止まってしまうのです。
そこで行った対策が2つ!
・天窓を手動で、全開にする(100%)
・遮光カーテンをほぼ全閉にする(95%)
停電の時間は、午後の1時~4時という、比較的あたたかく、日射の強い時間帯だったので、
しおれないように、このような対策を取りました。
ただ、実際には、12時ごろからパラパラと雨が降ってきてしまったため、
雨がハウス内に降りこまないように、
天窓を半開(50%)にしました。
停電対策のご相談もお待ちしております!