ブログ「農場日記」

2021.03.05 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

キュウリ、栽培しています!

こんにちは。
トヨタネ研究農場です。

今週末、豊橋は暖かいですね~。
日向ぼっこ日和です!

そんなぽかぽか陽気な気分も、キュウリのハウスに入ってみると一変…あ、暑い…。


キュウリのハウス内温度は、もともとトマトよりも高めの設定なのですが、
それにしても、最近ますます暑くなったように感じます。

なにか理由があるはず!と、キュウリの栽培担当者に聞いてみると…。
樹が固く締まって、葉の色も濃くなってきたため、養分が、茎や葉にたまっていると判断。果実への転流を促すために、ハウス内の温度を上げたそうです。

トヨタネ研究農場では
キュウリの培地比較試験を行っています。
3種類の培地で、同じ品種のキュウリを育て、生育の差や、収量の差を見る、という試験です。
キュウリ


圃場見学受け付けておりますので、ご興味のある方は、ぜひ。
オンライン見学も可能です!


研究農場 s.n
スタッフ

2021.02.25 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

年明け定植ミニトマトの生育状況

こんにちは。

入社1年目の新人です。
私の担当するハウスでは、培地のpH低下がミニトマトの生育に及ぼす影響を調査しています。

これまでの生育状況
日時
生育状況
作業
1月8日(木)
スタート
ミニトマト定植
1月30日(金)
2段目開花 ホルモン処理開始
2月10日(水)
3段目開花

現在
4段目開花

定植時と現在の様子を写真で比較すると、こんなにも大きくなったことに驚きです!
ここ数日は天気も良く、暖かいためか、さらに成長スピードが速くなったように感じます。


わからないことばかりですが、先輩方の協力を得て日々奮闘しています。

お客様の役に立てる結果が得られるよう、試験を続けていきたいと思います!

研究農場スタッフ h.m

2021.02.24 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

「ブロッコリー」_第2圃場での品種比較試験

こんにちは。

研究農場では、
毎年ブロッコリーの品種比較試験を行っております。

第2圃場_ブロッコリー

2020年度作の概要についてご紹介致します。
試験の作順
作型
定植時期
1作目 年内早生作 8月31日
2作目 年内作 9月9日
3作目 年またぎ作 9月17日
4作目 年明け作 10月5日

1・2作目:天候に恵まれ、生育良好で前進傾向でした。
3・4作目:低温や乾燥の影響で生育が遅れております。

現在は3作目収穫終盤、4作目収穫始まりという状況です。
また4作目は3月中下旬ごろまでの栽培予定です。

ご見学ご希望の方は弊社営業担当までご連絡ください。
またオンライン見学も受け付けております!

研究農場スタッフ n.m
女性スタッフ 研究農場

2021.02.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

春に向けての温湿度管理

こんにちは。
朝晩はまだ冷えますが、2月に入り日に日に春らしい天気の日が増えてきました。

ハウス栽培
2月を過ぎると管理は冬モードから春モードへと変わります。
日差しが急に強くなり、ハウスを締め切ったままでは温度が上がりすぎてしまうため、日中は換気をして温度調整が必要になります。

このとき十分注意しなければいけないのが、『温湿度の急激な変化』です。
ハウス内が暑くても外はまだ寒いので、急に換気をしてしまうと温湿度が一気に変わってしまい、作物がダメージを受けてしまいます。

この時期の換気のコツは、日中温度が上がりそうな日は、
朝早い段階からほんの『少しだけ隙間を開けておく』ことです。

そうすることで、日中に温度が上がってから急に換気をするよりも温湿度の変化が穏やかになり、『作物に優しい換気』ができます。

自動換気の場合は、早朝から午前の温度設定をやや下げて、早めに換気が始まるようにするとよいでしょう。

また、日中はミスト噴霧をすることで、
換気によるハウス内の乾燥を防ぐことも重要です。
ミスト
乾燥のしすぎは、作物の光合成を抑制し、春以降の収量減少に繋がります。


研究農場では換気やミスト噴霧はすべてセンサーで自動管理をしています。
それでもこの時期は環境調節にとても気を使います。


研究農場 y.o

2021.02.12 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

トヨタネの栽培サポート課って??

みなさま、こんにちは。
栽培サポート課スタッフです!

今回は私が所属する「栽培サポート課」について紹介したいと思います。

弊社には下記のように「栽培支援部」「栽培サポート課」という部署があります。

*栽培支援部
栽培に関する専門知識を持って栽培技術面からお客様のサポートを行う。
品種比較や商品展示などを行う「研究農場」と「栽培サポート課」から構成される。
◎研究農場
実際に農産物を生産しながら様々な試験を通してお客様をサポートしております。
◎栽培サポート課
生産現場へ出向き、お客様と接しながら農業生産のサポートをしております。



■栽培サポート課の仕事って?
栽培サポート課の主な仕事はココバッグ栽培、イチゴ高設栽培を中心とした
養液栽培システムやプロファーム導入者様への栽培サポートとなります。

◎養液栽培の管理の基本や機器の使い方
環境制御技術について、お客様の圃場の状況に応じた適切な管理をアドバイス。

◎定期的な現場巡回、栽培資料の配布
メール・電話対応など、様々な手段でお客様をサポート。

【対象】
養液栽培を初めて導入されて、栽培管理に不安な方、環境制御に興味があるけど、
どんなところから取り組んだら良いのかお困りの方

ぜひトヨタネ栽培サポート課のサービスをご利用くださいませ!



栽培サポート課 m.u
研究農場事務所

2021.02.01 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

新人研修

こんにちは。
1月19日(火)と26日(火)に研究農場にて新人研修をおこないました。

19日(火)午前中は、全ての圃場の試験内容を説明。
午後からは、収穫作業・葉かき作業を経験してもらいました。

研修風景

26日(火)は、トマト収穫作業・生育調査などを行う。

外は寒い、ハウス内は暑い中での作業環境。
新人研修の皆さんには、体調管理に十分注意してもらいました。

実際のところ?

農場での実習研修の経験が、
今後の農家様に役立つ情報として活かせればと思います!

研究農場 m.m

2021.01.26 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

露地作の状況

こんにちは。

露地作の状況について。
昨年は、台風の襲来も無く露地野菜にとっては順調すぎるぐらい生育が進みました。

しかし豊作の秋を迎えた12月に入り低温・乾燥。
1月7日から5日間は最低気温が氷点下を下回る温度で生育が停滞しました。

また1月21日は-3.5度と最低気温を更新。
キャベツ・ブロッコリーなどは、霜が降りて凍り付いてしまいました。

しかし日中には13度と気温が上がり1月としては珍しい天気になりました。

昨年は、生育順調で野菜の価格が低迷していました。

年末から年始にかけては1000円台/ケースをキープ。
何とか生産者のみなさんは、ほっとしたと思います。

コロナ禍ではありますが、
生産者の皆さまが潤うように春まで価格が安定すればと思います・・・・・

農場春系キャベツ

研究農場 m.m

2020.12.23 [ 農場日記 | 公開調査 ]

キャベツの公開調査を行いました!

 今季一番の寒波が襲来!
寒風吹く中、キャベツの公開調査を行いました。

公開調査

 弊社研究農場では、年4作のキャベツ品種比較栽培を行っています。
今回は年内収穫作の冬キャベツと春キャベツ、合わせて40品種!の比較検討を行いました。

 また各産地でも新品種の試作は行っていただいています。
しかし1箇所の畑にこれだけ多くの品種を集めて、
公平な条件で栽培するというのは、全国的に見てもかなり珍しいのではないかと思います。
年4作で冬系春系合わせれば、品種数は合計100種類以上にもなります!

公開調査

 今作は定植初期の猛暑はあったものの、
その後は台風被害や病気発生も無く比較的順調に生育しました。

 ただし毎年同じ条件にはなりません。
同じ品種でも何年か栽培してみて特性をきちんと把握する必要があります。

公開調査

 次年度もお客様により良い品種をご提案できるように、
研究農場スタッフと社内関係者が集まってしっかりと品種特性を確認しました。

研究農場 y.o

2020.12.22 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

ウリ科野菜「接木工程やメカニズム」解説

 朝晩の冷え込みが一段と厳しくなり、本格的な冬を迎えました。

 ナーセリー(苗生産)において、冬春シーズンのウリ類(スイカ、メロン、キュウリなど)
接木苗の生産が本格的にスタートしております。

 今回はウリ科野菜の接木について、
その工程やメカニズムを解説していきたいと思います。

育苗

 ウリ類の接木には、ナスやトマトの接木と異なります。
基本的にプラスチック製のチューブを使用せずに、
穂木を台木に挿し込む「挿し接ぎ」と呼ばれる方法で接合します。

 まず、穂木と台木が接合した部分に褐色の糊(のり)状物質が発生してきます。
これを「カルス」といいます。

この「カルス」が仮導管細胞に分化し、仮の通導組織としてつながっていきます。
仮導管は養水分を台木から穂木に送る仮パイプの役目をします。

 順調に活着すれば、この仮導管が台木から穂木へ網目状に密に繋がります。
接木から5日目頃には細胞の隔壁が消失し、パイプ状の導管になります。
穂木、台木それぞれの導管が網目状に完全につながって初めて接木が完成します。

 接合部が活着するまで、およそ7日間。
穂木と台木の間で養水分を十分にやり取りできない間は、温度、湿度を一定に保ったトンネルや養生室で管理をしていきます。

 この間の温度、湿度などの管理の仕方、手のかけ方が苗の仕上がりを決めます。
更には本圃でのパフォーマンスを左右する重要なポイントとなります。

 今回説明させていただいた、接木に関する管理だけでなく、
播種から一次育苗、二次育苗における苗の状態においても、
緊張感と責任を持って、お客様に満足していただける苗作りに努めてまいります。

種苗部 h.n

2020.12.17 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

無くてはならない「地図アプリ」!?

こんにちは
仕事柄、愛知県外のお客様の元へ車で移動することが多いです。

そのときにとてもお世話になっているものがあります。
そう、スマートフォンの地図アプリです。

スマートフォン地図アプリ

知らない土地に行くときも、地図アプリのナビ機能があれば安心です。

また訪問するお客様から次のお客様までの移動時間も調べることが出来ます。
その日の行動予定を立てるのにも非常に役立っています。

また移動先での食事場所を探すのにも活躍します。
遠くに行った際の食事も仕事中の楽しみの1つです。

スマートフォンの地図アプリに頼っているので、
仕事中バッテリーが無くなりそうだと、ヒヤヒヤします。

バッテリー切れヒヤヒヤ

ナビが無い時代があったことを思うと、
ナビの有る時代に仕事ができていて良かったなぁと思います。

栽培サポート t.s