2021.03.25 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
農場では例年、「3月播種」と「4月播種」の2作に分けて
スイートコーンの品種比較をしています。
今年もその1作目がスタート。先日3/15に、播種しました。
昨年の1作目は、育苗 → 定植 + マルチ + トンネルという形で栽培を行いました。
今年の1作目は、直播+マルチのみでの栽培。
スイートコーンの発芽適温は25~30℃、最低温度は10℃。
これを下回ると極端に発芽が悪くなるとされています。
朝と夕方に圃場まで地温を確認しに行っていますが、朝は11℃なんてこともあります。
しっかり発芽してくれるといいのですが、、、!
日中は上着がいらないくらいの暖かい日が多くなってきて、
夜も生ぬるい暖かい空気を感じるようになり、ついに毛布をしまってしまいました。
コーンのためにも自分のためにも、寒い夜が戻ってこないことを祈るばかりです。
研究農場 h.m
2021.03.24 [ 農場日記 | 公開調査 ]
こんにちは。
春らしい陽気のなか、キャベツの品種公開調査を行いました。
研究農場では『寒玉』と呼ばれるキャベツを年4作栽培します。
今回は最後の4作目となります。
昨年8/24に種まきをして、冬の間じっくり生長し、春に収穫となる作型です。
今作は2月から暖かい日が続き、全体的に大きな玉になってしまいました。
生産者様としては、あまり大きすぎる玉は値段が安くなってしまうため、ほどほどの大きさで仕上がる品種を求められます。
ただしそのような品種は寒い年は逆に小玉過ぎて商品にならない可能性もありおます。
一概にこの品種が最適というのが難しいところです。
農場では毎年の天候による影響も考慮しながら、より良い品種をご提案できるように栽培試験を行っています。
キャベツの栽培状況は毎年10月頃~4月頃までご覧いただけます。
お気軽にお問い合わせください。
研究農場y.o
2021.03.19 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
暖かい日が続いていますね。
研究農場では、
ココバッグで栽培できる作物の紹介として、
パプリカを栽培、展示しています!
研究農場のパプリカ栽培ハウスは、
最低温度を16℃の設定にしてあります。
パプリカは開花~収穫まで、長いときだと2ヶ月程かかります。
少しでも気温を高めに設定して収穫までの日数を短くしています。
早く収穫できたほうが、樹への着果負担も軽減されます!
今年度は、パプリカの後にアールスメロンの栽培を予定しておりますので、
パプリカの栽培期間は4月上旬までとなっております。
ご見学希望の方は、お早めに営業担当へご連絡ください。
オンライン見学でもご案内できますので、よろしくお願いいたします!
研究農場 n.m
2021.03.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
皆さんこんにちは
栽培サポート課スタッフです。
3月に入って、ハウスの中はとても暖かくなってきましたね。
これから夏に向かってどんどん日射、気温が高まっていきます。
トマトでは強日射による裂果や着色不良果の発生。
イチゴでは高温で果実の成熟が早まり、収穫作業が遅れると過熟になってしまいます。
対策としておすすめなのは遮光・遮熱剤の塗布です。
遮光カーテンの設備が導入できなくても、必要な時期だけ遮光・遮熱ができ、手軽でおすすめです。
(左写真:塗布、右写真:塗布なし)
○イチゴ栽培:3月中旬からの塗布がおすすめ
「エクリプスF4」
遮光剤で、太陽光を反射し、作物を熱と光から守ります。
3ヶ月ほど効果が持続します。
降雨や紫外線により自然と落ちていきます。
→果実の焼けや高温により成熟が早まるのを抑え、果実品質の低下を抑えます!
○トマト栽培:4月からの塗布がおすすめ
「トランスパー」
遮熱剤で、太陽光のうち熱線を多く反射し、
光合成に必要な光は遮光剤よりも多く透過させます。
効果は3~5ヶ月持続します。
→裂果や着色不良果の減少、管理作業環境の改善に効果が期待できます!
エクリプスF4
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トランスパー
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遮光カーテンを使用している方でも、
遮熱剤を塗布することで、ハウス内がより涼しくなったとの声もありました。
製品の詳細については
最寄りの営業所までお問い合わせください。
栽培サポート課 t.s
2021.03.09 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
営業スタッフの方から「ひよこ豆」の問い合わせがありました。
当地区(全国的にも)では、ほとんど栽培されておりません。
一度試しに栽培しようと思い昨年の春から栽培をしてみました。
栽培する前に事前に調べてみました。
メキシコから南米で生産されているようです。
◆【栽培上の注意点】として
発芽後は、多湿を好まず乾燥気味で栽培するほうが良いとされていました。
スープやカレーなどに入れて調理されるようです。
栄養価は高いとされていました。
3月下旬に露地で直播きしました。
発芽の具合はあまり良くなく3粒蒔きは必要と感じました。
春は移植栽培が良いと思います。
(因みに秋も栽培しましたが移植の活着が良くなかったです。)
株間は50cm、畝間は70cmで播種しました。
6月までは順調でしたが7月の長雨で傷んでしまい収穫までには至りませんでした。
「秋にハウスにて再チャレンジ」。
10月下旬に播種し1月下旬には花が咲き始めました。
結実は2月中旬からでした。 3月下旬には収穫になると思います。
樹姿は高さ80cm、幅が60cmほどになり1.5mほどの支柱が必要です。 畝間も1mは必要です。
やはり発芽は良くなく移植をしましたが活着は良くなかったです。 写真:ひよこ豆結実
活着さえうまく行けば後の管理は支柱立てぐらいで手間は殆どかかりません。 珍しい品目として産直場の販売品目として面白いと思います。 |
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安定生産が出来るよう再度、栽培したいと思っています。
研究農場 h.k
2021.03.05 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
トヨタネ研究農場です。
今週末、豊橋は暖かいですね~。
日向ぼっこ日和です!
そんなぽかぽか陽気な気分も、キュウリのハウスに入ってみると一変…あ、暑い…。 |
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キュウリのハウス内温度は、もともとトマトよりも高めの設定なのですが、
それにしても、最近ますます暑くなったように感じます。
なにか理由があるはず!と、キュウリの栽培担当者に聞いてみると…。
樹が固く締まって、葉の色も濃くなってきたため、養分が、茎や葉にたまっていると判断。果実への転流を促すために、ハウス内の温度を上げたそうです。
トヨタネ研究農場では
キュウリの培地比較試験を行っています。
3種類の培地で、同じ品種のキュウリを育て、生育の差や、収量の差を見る、という試験です。
圃場見学受け付けておりますので、ご興味のある方は、ぜひ。
オンライン見学も可能です!
研究農場 s.n
2021.02.25 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
入社1年目の新人です。
私の担当するハウスでは、培地のpH低下がミニトマトの生育に及ぼす影響を調査しています。
これまでの生育状況
日時
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生育状況
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作業
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1月8日(木)
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スタート
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ミニトマト定植
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1月30日(金)
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2段目開花 |
ホルモン処理開始 |
2月10日(水)
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3段目開花
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現在
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4段目開花
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定植時と現在の様子を写真で比較すると、こんなにも大きくなったことに驚きです!
ここ数日は天気も良く、暖かいためか、さらに成長スピードが速くなったように感じます。
わからないことばかりですが、先輩方の協力を得て日々奮闘しています。
お客様の役に立てる結果が得られるよう、試験を続けていきたいと思います!
研究農場スタッフ h.m
2021.02.24 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
研究農場では、
毎年ブロッコリーの品種比較試験を行っております。
2020年度作の概要についてご紹介致します。
試験の作順
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作型
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定植時期
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1作目 |
年内早生作 |
8月31日 |
2作目 |
年内作 |
9月9日 |
3作目 |
年またぎ作 |
9月17日 |
4作目 |
年明け作 |
10月5日 |
1・2作目:天候に恵まれ、生育良好で前進傾向でした。
3・4作目:低温や乾燥の影響で生育が遅れております。
現在は3作目収穫終盤、4作目収穫始まりという状況です。
また4作目は3月中下旬ごろまでの栽培予定です。
ご見学ご希望の方は弊社営業担当までご連絡ください。
またオンライン見学も受け付けております!
研究農場スタッフ n.m
2021.02.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
こんにちは。
朝晩はまだ冷えますが、2月に入り日に日に春らしい天気の日が増えてきました。
ハウス栽培
2月を過ぎると管理は冬モードから春モードへと変わります。
日差しが急に強くなり、ハウスを締め切ったままでは温度が上がりすぎてしまうため、日中は換気をして温度調整が必要になります。
♢このとき十分注意しなければいけないのが、『温湿度の急激な変化』です。
ハウス内が暑くても外はまだ寒いので、急に換気をしてしまうと温湿度が一気に変わってしまい、作物がダメージを受けてしまいます。
♢この時期の換気のコツは、日中温度が上がりそうな日は、
朝早い段階からほんの『少しだけ隙間を開けておく』ことです。
♢そうすることで、日中に温度が上がってから急に換気をするよりも温湿度の変化が穏やかになり、『作物に優しい換気』ができます。
自動換気の場合は、早朝から午前の温度設定をやや下げて、早めに換気が始まるようにするとよいでしょう。
また、日中はミスト噴霧をすることで、
換気によるハウス内の乾燥を防ぐことも重要です。
乾燥のしすぎは、作物の光合成を抑制し、春以降の収量減少に繋がります。
研究農場では換気やミスト噴霧はすべてセンサーで自動管理をしています。
それでもこの時期は環境調節にとても気を使います。
研究農場 y.o
2021.02.12 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]
みなさま、こんにちは。
栽培サポート課スタッフです!
今回は私が所属する「栽培サポート課」について紹介したいと思います。
弊社には下記のように「栽培支援部」「栽培サポート課」という部署があります。
*栽培支援部
栽培に関する専門知識を持って栽培技術面からお客様のサポートを行う。
品種比較や商品展示などを行う「研究農場」と「栽培サポート課」から構成される。
◎研究農場
実際に農産物を生産しながら様々な試験を通してお客様をサポートしております。
◎栽培サポート課
生産現場へ出向き、お客様と接しながら農業生産のサポートをしております。
■栽培サポート課の仕事って?
栽培サポート課の主な仕事はココバッグ栽培、イチゴ高設栽培を中心とした
養液栽培システムやプロファーム導入者様への栽培サポートとなります。
◎養液栽培の管理の基本や機器の使い方
環境制御技術について、お客様の圃場の状況に応じた適切な管理をアドバイス。
◎定期的な現場巡回、栽培資料の配布
メール・電話対応など、様々な手段でお客様をサポート。
【対象】
養液栽培を初めて導入されて、栽培管理に不安な方、環境制御に興味があるけど、
どんなところから取り組んだら良いのかお困りの方
ぜひトヨタネ栽培サポート課のサービスをご利用くださいませ!
栽培サポート課 m.u