ブログ「農場日記」

2013.11.28 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

新しい防虫ネットの試験展張しています。

農場で新しいタイプの防虫ネット(2規格)の試験展張をしています。

0.2mm×0.6mm  0.3mm×0.6mm の2種類

特徴は、

①従来の0.4mm目合いより風の取り込みが良く通風性に優れている。

 太さの違う糸で、編み込んであり表面がでこぼこしてます。この編み込み方で風を効果的に取り込むとの事です。

②コナジラミ・スリップスなど重要害虫の侵入を防ぐ。目合いのずれは無く

 

展張場所は第一圃場OハウスとPハウスになります。(平成25年8月23日展張)

・Oハウス:0.2mm×0.6mm

・Pハウス:0.3mm×0.6mm

(Pハウスのネット案内表)

平成25年11月27日メーカーの方と新しいネットの確認勉強会を行いました。

 

(農場の皆で目合いの状態を確認中)

 

2013.11.28 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

トマト病害について

日が暮れるのも早くなり、気温もグッと下がって寒くなってきました。

施設栽培では寒くなってくるとハウスをどうしても閉めきってしまい、湿度がこもり易くなります。

こもった湿度をそのままにしておくと葉カビや灰色カビといった様々な病害が発生しやすくなります。

一度葉カビを出してしまうと春頃まで引きずって栽培をすることになり、消毒などの手間が増えてしまいます。

かなり厄介な病害なので、しっかりとした対策をしていきたいですね。

研究農場では熱交換器や温風器などを用いて湿度管理をしています。

写真:葉カビの病気部分

2013.02.21 [ 農場日記 | 公開調査 ]

寒玉キャベツ公開調査

寒玉キャベツ公開調査が行われました。

この日は雨のため、ハウスの中で特設会場が設けられました。
公開調査風景
キャベツの育ち方には、2通りのパターンがあるそうです。
一つは「結球充実型」といい、先に外が大きくなって後から中が詰まる育ち方です。
そして、もう一つは「結球肥大型」といい、こちらは中が詰まってから外も大きくなる育ち方です。

また、キャベツは芽を剥いた後にアントシアンが出やすい作物ですが、キャベツにとってこのアントシアンはあまりよくないようです。
キャベツの品種も様々です
最近ではアントシアンが出にくい品種もあるそうですが、今後もキャベツの品種から目が離せません。
特に、この一帯はキャベツの生産地です。
出荷する地域に合った品種を、弊社も追求しつづけていきます!


なお、この公開調査の前に新人向けの事前講習が行われました。
公開調査の度に行ってきたこの研修も、今年度の分はこれで最後です。
講習風景
新人の皆さんはもうすぐ2年目になりますが、今まで受けた研修を振り返って、業務に活かしていってください。
…と、大場常務よりお話がありました。

熱心に聞く新人の皆さんを見て、一年が経つのは本当に早いなと感じました。
今後の活躍が楽しみです。
社長室

2012.08.03 [ 農場日記 | 公開調査 ]

アールスメロン公開調査

8月に入り、夏の昆虫たちも勢いを増してきました。
カブトムシ至福のひととき


8月初日は弊社研究農場にて、アールスメロンの公開調査が行われました。
夏野菜としては、今年最後の公開調査です!


品種は全部で17種類、各品種につき主にココバッグ栽培したものとロックウール栽培したものと用意し、それぞれ比較できるようにもなっていました。
アールスメロン全17品種 試食風景

アールスメロンは、1本の木から1個しか生らない貴重なメロンです "\。(个_个。)


もともと直栽培でしたが、アールス病の発生によって固定種での栽培が難しくなりました。
そこで、揃いが良く耐病性に優れた品種が開発され、今では接ぎ木をしなくてもよいF1品種が主流になっています。


ですが、アールスメロンはヨーロッパ系で乾燥地域に向いている特徴もあります。
今以上に、日本の湿度に耐えうる品種の改良に、期待します。
社長室

2012.07.17 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

苗生産用ハウス増設

研究農場に、新しくハウスが建ちました!!
生産用ハウス 出荷用ハウス
今までは、育苗作業と出荷作業を同じハウス内で行なっていました。
ですが、育苗には病害虫を防ぐため、できるだけ人の出入りを避ける方が適しています。
しかし、どうしても出荷作業には人の出入りが頻繁に起きてしまいます。

そこでこの度、苗生産のハウス増設計画では、ハウスの横に出荷作業専用の施設を隣接し、育苗と出荷の作業を別々の施設で行なえるようにしました。

また、新しい苗生産ハウスには病害虫対策として、人や虫の出入りを極力避けるように、出入口が少ない工夫もしております。

ナーセリー課では、お客様に喜ばれ、安心できる苗をお届けするため、従業員一同苗の品質向上に日々努力しております!!
社長室

2012.07.05 [ 農場日記 | 公開調査 ]

スイートコーン公開調査

先日のスイカに続き、スイートコーンの公開調査が行われました。

品種はなんと38種類でした!!


早生・中生20品種と中生18品種の2グループで、スイカの時と同様に外観や味などを比べて、それぞれ投票しました。

スイートコーンはその形状から、倒伏に対する強さもポイントになります。
先月の台風でも倒伏が目立ったことから、形や食味と肩を並べて重要項目と言えます。
スイートコーン スイートコーン説明風景 スイートコーン
公開調査に参加した若手社員は、研究農場・課長の金田よりスイートコーンの作型や特性、調査のポイントなどの事前説明を受け、その後全員で公開調査に参加しました。

スイートコーンも、ますます充実した品種競争ができるといいなと思います。
試食風景 観察風景
社長室

2012.06.29 [ 農場日記 | 公開調査 ]

スイカ公開調査

毎年恒例となっている「大玉スイカの公開調査」が、今年も研究農場で行われました。
スイカ全23種

…大量です("▽"*)


今回の調査は全部で21品種でした。
調査は参加者全員で行われ、それぞれの形や味を比較し、自分が良いと思う上位3品種を投票しました。
その後、種苗担当者や販売店の方から各地区の情勢報告がありました。
ちなみに、私が選んだ品種は2つが上位に入りました


大玉スイカは、ここ数年上位品種に偏りがあるため、それらを脅かす、または超える試作品種が出ることを期待します。


ここで少し、公開調査の歴史を振り返ります!


研究農場の公開調査の歴史は長く、発足は今から20年前になります。
当初は社内のみで開催していましたが、10年ほど前より販売店の方々にも参加していただいています。


お客様にとってベストなご提案を常にできるようにと、定期的に開催し、今日に至ります。


近年は、公開調査を利用して新人と2~3年目営業部の方を対象に、作物別体験型勉強会を開催しています。



スイカを試食中 スイカの見た目を比較

明日はスイートコーンの公開調査を行いますので、そちらもご期待ください。

社長室

2012.06.08 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

環境制御勉強会が行われました

6/7(木)晴れ。
昨日は当社の研究農場にて、環境制御の社内勉強会が開催されました。

40名弱の参加で会議室はほぼ満席になり、士気もみなぎる勉強会でした。
このような勉強会への参加は初めてなので、緊張しました。
勉強会風景   勉強会風景

前半は環境制御に関する近況報告などがあり、後半は第四圃場に移動して、実際に制御装置に触れてその意義を確かめました。

見学風景

研究農場では、各ハウスで様々な品種比較や栽培をしており、環境制御は特に重要な項目です。
女子バレーの真鍋ジャパンのように、データを元によりよい制御を追求してまいります!!

2011.03.03 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

春ブロッコリー定植

きょう3月3日に春ブロッコリーの定植をしました。

春ブロッコリー定植  春ブロッコリー定植-2

3月3日は桃の節句ですね。先日も街中で梅の花の香りがただよってきて,春を感じました。一方で「寒の戻り」もある時期で,作物や私たちにとっても注意が必要な時期です。                   研究農場 広田

2011.03.02 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

トマト栽培中(長期栽培)

    目的は品種比較栽培。計24品種を長期栽培中です。耕種概要は播種平成22年7月8日。定植7月27日。株間40cmで植えつけました。
    只今の生育状況は樹高が5~6m位。開花段数が20段前後。収穫段数が12~14段位です。収穫完了は7月上旬予定です。
   
    トマト外観             果実
 長期栽培の場合は種蒔きから収穫完了まで1年近くかかる為、樹勢の維持が出来るもの。病気に対してある程度耐病性のある物。暑い時や弱光線下でも着果、肥大する事などクリアしなければならない条件が色々あります。今の所は黄化葉巻病で抜き取った株が数株ありますが、病気や虫でダメになることもなく栽培中。
 生育調査や収量調査を継続して行なっていきますので、農家さんに良い品種を紹介できると思います。基準品種は桃太郎ヨーク、りんか409です。      
研究農場 岩原