ブログ「農場日記」

2021.02.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

春に向けての温湿度管理

こんにちは。
朝晩はまだ冷えますが、2月に入り日に日に春らしい天気の日が増えてきました。

ハウス栽培
2月を過ぎると管理は冬モードから春モードへと変わります。
日差しが急に強くなり、ハウスを締め切ったままでは温度が上がりすぎてしまうため、日中は換気をして温度調整が必要になります。

このとき十分注意しなければいけないのが、『温湿度の急激な変化』です。
ハウス内が暑くても外はまだ寒いので、急に換気をしてしまうと温湿度が一気に変わってしまい、作物がダメージを受けてしまいます。

この時期の換気のコツは、日中温度が上がりそうな日は、
朝早い段階からほんの『少しだけ隙間を開けておく』ことです。

そうすることで、日中に温度が上がってから急に換気をするよりも温湿度の変化が穏やかになり、『作物に優しい換気』ができます。

自動換気の場合は、早朝から午前の温度設定をやや下げて、早めに換気が始まるようにするとよいでしょう。

また、日中はミスト噴霧をすることで、
換気によるハウス内の乾燥を防ぐことも重要です。
ミスト
乾燥のしすぎは、作物の光合成を抑制し、春以降の収量減少に繋がります。


研究農場では換気やミスト噴霧はすべてセンサーで自動管理をしています。
それでもこの時期は環境調節にとても気を使います。


研究農場 y.o

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