ブログ「農場日記」

2019.12.16 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

12月~1月のキャベツ【この時期の管理】ポイント

キャベツ【この時期の管理】ワンポイント

こんにちは先週土曜日(12/14)の新聞記事1ヵ月予報、
関東以西、平年より平均気温が高く降水量も多いようです。
結果日照時間が少ない予報です。

1ヵ月予報(日本農業新聞)12月14日
出典:日本農業新聞(12月14日)

一年で日差しが一番弱い時期になります。 気温も低くなるので病害虫の被害が少なくなる時期です。
しかし近年の気象を振り返ると温暖化、
極端な気象変化による病虫害発生や生育不良のリスクが高くなっていると考えられます。

tenki jp」などの気象予測情報をチェックし早めの対策を打ってゆきましょう。

【低温乾燥冬のお勧め資材】
👉カルパンチMIX
腐植酸配合微量要素入りカルシウム液肥

カルパンチ


吸収されやすいキレートカルシウム 欠乏症の軽減だけでなく微量要素不足の 改善による茎葉の強化

悪天候が続いた時 ペンタキープHyperとの混用施用を推奨

施用 800倍にて葉面散布

👉タキイトレエース
トレハロース入り微量要素肥料

タキイトレエース


トレハロースの氷結晶成長抑制効果 寒害軽減、保水効果によるしおれ軽減および鮮度保持

施用 500~1000倍にて葉面散布

寒害が予想される場合 約1ヶ月前から2~3回施用を推奨

👉ニトロアルファ
粒状硝酸石灰肥料。
粒状なので機械散布にも向く、
水溶性即効肥料 硝酸性窒素14%。
低温期の生育促進、カルシウム補給 に。
20kg袋入り 
10アール当り1~2袋を適時施用

👉ペンタキープHyper

ペンタキープ

5ALA入りの特徴 施用することで光合成をバックアップ

窒素過多の作物の状況 病害虫におかされやすい傾向 ⇒ 軽減

光合成を 促進する 作物の窒素代謝を高める

施用方法
5000~7000倍にて葉面散布

👉粒状亜リン酸1号
リン酸と加里をバランスよく配合

亜リン酸粒状


【亜リン酸の効果】
◉根張りが良くガッチリとした苗づくりに
◉長期間に渡る育苗に適する

【使い方】
◉育苗培土40リットルに200~300g混合
◉または、育苗トレー覆土時に散布

低温乾燥時の生育不良対策として
・・・ペンタキープHyper 5000倍 + カルパンチMIX 800倍葉面散布

【病害虫管理】
◉比較的病害虫は少ない時期ですが、
東海地方ではコナガなどは露地で越冬できる。
食害がみられたら収穫前日でも散布可能なBT剤などで初期防除。

◉収穫残渣がコナガなどの害虫繁殖場所になるので収穫が終了したら早めにすきこみ、
再生残渣も早めに除去。

◉根こぶ病・菌核病などの病害発生株は早めに抜き取り圃場外処分を行いましょう。

◉菌核病発生圃場では栽培終了後、
すき込み前に微生物殺菌剤ミニタンを800g/10a散布し土壌混和。

《農薬散布参考例)
12~1月のキャベツ農薬散布参考例
《ご注意ください》
農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用してください。

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