ブログ「農場日記」

2019.10.18 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

10月~11月の「イチゴ」栽培アドバイス

イチゴ イ チ ゴ 【栽培

こんにちは(^_^)/_
秋は日照時間が短くなり季節の変わり目のシーズン。

この資料のベースは弊社営業員が生産者様へのアドバイス出来る目的で作られた資料をHP向けに再編集したものです。
若干堅苦しい資料ですがご理解ください。
皆さまの物差しとしてヒントになればと思います。

◎この時期日中気温はまだ高い日があります。
イチゴは温度上昇や乾燥により2番果房など遅れたりする場合もあります。
【注意事項】
ハダニや炭疽病の発生が 増えたりすることがあります。
遮光や換気をしっかり行う。
葉かき、芽かきを計画的に行い樹間の 風通しを良くする。

◎秋はイチゴにとって適温(昼間15℃~25℃)が維持しやすい時期。
【注意事項】
適温の反面で「ハダニ、アブラムシ」などの害虫も繁殖しやすい時期。
天敵導入前に薬剤の天敵への影響日数を考えた防除をしっかり行う。
・・「害虫密度を低くしておくことが重要」。
炭疽病株周囲の株も早期に除去し感染拡大を防止。

【環境制御をバックアップ!】秋のお薦め資材
商品名
特徴
備考
P・PアミノSP号 カツオ・マグロより抽出したアミノ酸入り亜リン酸液肥。
相乗効果で、生育促進、発根促進しガッチリとした樹作りに。低日照時の品質向上にも。
窒素成分5%

ペンタキープHyper 施用することで光合成に一役。
軟弱徒長や根張り不足の改善、スタミナのある樹作りに。
葉緑素の素のアミノ酸5ALA入り液体肥料。

鉄力あくあF14 根からも葉からも吸収されやすい2価鉄を成分とする微量要素肥料。 低日照時ペンタキープHyperと混用がおすすめ!

CO2当盤Ⅱ CO2センサー・温度センサーで日中換気をしない温度では高濃度施用、換気をする温度では外気と同濃度と、必要な時に効率の 良い炭酸ガス施用ができる炭酸ガス制御盤。光合成促進し、収量アップに。 CO2センサー
自動校正機能を採用。

★着果負担がかかった時の樹勢維持、回復に
・・・ペンタキープHyper(5000倍)+鉄力あくあF14(5000倍)葉面散布

★秋の長雨など低日照時の品質向上に
・・・ペンタキープHyper (5000倍)+PPアミノSP号(1000倍)葉面散布

【病害虫防除】
◉炭そ病、うどんこ病および、
ハダニ類、ハスモンヨトウ、ミカンキイロアザミウマ、アブラムシ類など発生初期防除を心がけます。
◉炭そ病発生株を見つけたら感染の疑いのある周辺の株もいっしょに早期除去。
除去株を圃場内及び圃場周囲に放置しない。

《天敵に影響の少ない農薬散布参考例》

薬剤名
主な適用病害虫
使用時期
使用倍率
散布回数
備考
1
ゲッター水和剤
炭疽病
収穫開始21日前まで 1000
3回以内
トップジンの成分を含む混合剤につき、散布回数に注意。
フーモン
ハダニ類、アブラムシ類、コ ナジラミ類、うどんこ病
収穫前日まで
1000

気門封鎖剤、展着剤不要。高温時及びストロビルリン系農薬(アミスター、 ストロビーなど)との混用、近接散布は薬害の恐れあるので避ける。

2
プロパティフロアブル
うどんこ病
収穫前日まで 3000~4000
2回以内 新規系統薬剤
ウララDF
アブラムシ類、コナジラミ類
収穫前日まで 2000~4000 3回以内 チリカブリダニ影響日数0日、ミヤコカブリダニ卵成虫に影響なし。ミツバチ にほとんど影響なし

まくぴか
シリコーン系展着剤
3000~10000
農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める


3
セイビアーフロアブル
炭疽病、灰色かび病
収穫前日まで 1000~1500
3回以内 薬剤系統は異なるがロブラール、スミレックスと作用機構が同じなので連用は避けたい
サフオイル乳剤
チャノホコリダニ、トマトサビダニ、コナジラミ類
収穫前日まで 300
植物油による気門封鎖。殺卵活性もあり。軟弱徒長時、高温時薬害注意。
まくぴか シリコーン系展着剤 3000~10000 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

4
シグナムWDG
うどんこ病、灰色かび病、炭疽病 収穫前日まで 1500~2000
2回以内 混合剤につきボリスカリド剤(カンタス)との合計散布回数(3回以内)に注意。
スターマイトフロアブル
ハダニ類、シクラメンホコリダ ニ
収穫前日まで 2000 2回以内 ダニサラバと同系統。チリカブリダニ、ミヤコカブリダニ卵・雌成虫にほとん ど影響なし。ミツバチ影響日数1日。
まくぴか シリコーン系展着剤 3000~10000 農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

適時
ミヤコトップ
ハダニ類
ハダニ類の他、ホコリダニ類、サビダニ類、 アザミウマ類の幼虫や花粉を餌とする。
ミヤコカブリダニ天敵製剤。1ボトル2000頭。開花後に2000~6000頭 /10a放飼。必要なときにスピーディな納品で安心・便利。

適時
チリトップ
ハダニ類
ハダニ類を餌としカブリダニ科の中でも歩 行速度が速く、捕食能力も優れている種。
チリカブリダニ天敵製剤。1ボトル2000頭。ハダニ発生初期に2000~6000 頭/10a放飼。必要なときにスピーディな納品で安心・便利。
※農薬散布にあたっては、農薬登録内容をラベルなどで確認の上、農薬散布を行ないましょう。



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