【栽培管理のワンポイント】
👉 苗の管理
ランナーどりなどで育苗ハウスに入るとき
◎作業の順番を育苗ハウス → 本圃としたりする。
◎育苗ハウスに入るときは作業服や手袋や靴を替える。
◎コ ンテナやポットを使いまわししない。
など育苗ハウスに病害虫を持ち込まないよう気をつけましょう。
👉 炭そ病は高温多湿で蔓延しやすい
◎育苗ハウスでの長時間の連続した潅水は避ける。
◎夕方には葉が乾いているようにしましょう。
【夏の育苗と定植準備のお勧め資材】
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| P・PアミノSP号 |
アグリPソイル |
ペンタキープHyper |
フレッシュサンソ |
地力の素
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👉 P・PアミノSP号
マグロ・カツオ抽出のアミノ酸を配合した亜リン酸肥料。
根の活力を高め、がっちりとした苗づくり、定植後の活着促進に葉面散布 施用。
👉 アグリPソイル
カニ殻、微生物入り土壌改良材
◉ポット育苗土に3~5%混合、
◉または、苗の発根確認後育苗ポット表面に3~5g散布。
◉定植2~3週 間前に6~15袋(90kg~225kg)施用。
👉 ペンタキープHyper
葉緑素の素5ALAを施用することで光合成をバックアップ。
高温時、天候不順時の生育不良を軽減。
👉 フレッシュサンソ
粒剤は酸素を4ヶ月間に渡り土壌に酸素を供給
◎作物の根張りを改善し、土壌の団粒化を促進。
◎液剤は即効的に土壌に酸素を供
給し、根の酸素不足を低減。
◉粒剤は畝立て時に10アール40~60kg施用
◉液剤は定植時に苗を100倍液にドブ付け、または定植後
100倍液を潅水。
👉 地力の素
カナダ産高純度天然腐植土壌改良材
◎フルボ酸が植物の根に直接作用して発根を促します。
◎圃場に腐植を供給することで土作りをし、地力
を回復させます。
堆肥と併用すると相乗的に効果が高まります。
◉畝立て時に10アール40~80kg施用
◉定植時に5g~10g植穴処理。
◉液体品
「リキッド12」を葉面散布または、苗ドブ漬け処理にて施用。
★病害に負けない苗づくりに
・・・農薬散布時に葉面散布
(P・PアミノSP号1000倍+ペンタキープHyper5000倍)
★定植時の活着促進に
・・・・フレッシュ酸素粒剤40kg/10a土壌混和または植え穴処理、定植前にどぶ漬け
(フレッシュ酸素液剤100倍+ペンタキープHyper5000倍)
【定植後の病害虫防除】
➤炭そ病、うどんこ病及びハダニ類、ハスモンヨトウ、ミカンキイロアザミウマ、アブラムシ類など発生初期防除を心がけます。
➤炭そ病発生株を見つけたら
◎感染の疑いのある周辺の株もいっしょに早期除去。
◎除去株を圃場内及び圃場周囲に放置しない。
【農薬参考事例】
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薬剤名
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主な適用病害虫
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使用時期
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使用倍率
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散布回数
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備考
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1
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アクタラ粒剤5
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アブラムシ類
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定植時
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1g
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1回
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植穴混和。ミツバチ影響日数30日。モスピラン、ベストガードと同系統
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2
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ベルクートフロアブル
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灰色かび病、炭そ病、うどんこ病
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収穫前日まで
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2000~4000
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本圃5回以内
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コテツフロアブル
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ミカンキイロアザミウマ、ハスモンヨトウ、ハダニ類
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収穫前日まで
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2000
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2回以内
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ミツバチ影響日数10日、ミヤコカブリダニ類影響日数7日
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まくぴか
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シリコーン系展着剤
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-
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3000~10000
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-
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農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾き早める
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3
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ゲッター水和剤
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炭そ病
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収穫開始21日前まで
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1000
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3回以内
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薬剤系統は異なるがベンレート、トップジンと作用点は同じなので連用は避ける。
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フーモン
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コナジラミ類、ハダニ類、うどんこ病
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収穫前日まで
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1000
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-
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気門封鎖による殺虫。高温時薬害のおそれ、残効性低、展着剤不要。
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4
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ファンタジスタ顆粒水和剤
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灰色かび病、炭そ病
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収穫前日まで
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2000~3000
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3回以内
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シグナム、アミスター、ストロビーと同系統。
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サンマイトフロアブル
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ハダニ類、チャノホコリダニ、コナジラミ類
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収穫開始3日前まで
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1000~1500
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1回
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ミツバチ影響日数4日。ダニトロンと同系統。浸透性はない。
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まくぴか
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シリコーン系展着剤
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-
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3000~10000
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-
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農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾き早める。
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※農薬散布にあたっては、農薬登録内容をラベルなどで確認の上、農薬散布を行いましょう。
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