ブログ「農場日記」

2019.03.18 [ 農場日記 | 農場プレゼンツ ]

3月~4月「トマト・ミニトマト」栽培管理ワンポイント

【栽培管理ワンポイント】アドバイス
・天候が周期的に変化し、ハウス内環境が日によって大きく変化します。
光を透して熱を遮るハウス塗料「レディヒート」を使うことで天候回復による急激な温度上昇防止などの環境改善ができ結露多湿が原因の病気、生長点付近の萎れ、尻腐れ果や裂果などの不良果の発生を軽減できます。
・ハウスの側面換気を大きく開けると、換気部に近い畝とハウス中央の畝の温度・湿度差が大きくなることがあります。その場合、天窓、谷換気をメインに換気をしましょう。

【環境制御をバックアップ!春のお勧め資材】
エコリードプラス ペンタキープHYPER タキイトレエース ホスカル レディーヒート
エコリードプラス ペンタキープHYPER タキイトレエース ホスカル亜リン酸カルシウム液肥 レディヒート

◇エコリードプラス
動物由来アミノ酸、クエン酸配合有機液肥「N:6・P:7・K:7・Mg:1」
トマトにとって不足しがちなカリウムが豊富でクエン酸が土壌中のリン酸、カルシウムを有効化し吸収しやすくします。株元潅注、葉面散布どちらでも使用できます。

◇ペンタキープHYPER  5ALAを施用することで光合成バックアップ。
春の日差しを有効活用することで収量、品質アップ。
 
◇タキイトレエース
成分のトレハロースは高温・低温・萎れなどによるストレスを軽減する効果あり。
肥料登録資材

◇ホスカル亜リン酸カルシウム液肥葉面散布で施用。尻腐れ果、チップバーン予防と発根促進に。樹をしめ、徒長抑制にも。
近赤外線を反射し、光合成に必要な可視光線を透過する遮熱塗料、10アール3缶を塗布で3~4ヶ月間持続。

◇レディヒート
近赤外線を反射し、光合成に必要な可視光線を透過する遮熱塗料、10アール3缶を塗布で3~4ヶ月間持続。

★なり疲れからの回復、樹勢維持に
ペンタキープHYPER5000倍+エコリードプラス500倍~1000倍

★尻腐れ果、萎れ予防に
ホスカル800~1000倍+タキイトレエース500~1000倍

【病害虫防除】
・多湿・結露が原因となる灰色カビ病、葉かび病対策を中心に行いますが、曇雨天が続くことが予想される場合、疫病予防も必要になります。
・気温の上昇とともに、害虫の発生・侵入が増えてきます。コナジラミ以外の害虫被害にも注意し早めの防除を行いましょう。
・マルハナバチ・クロマルハナバチ農薬の影響日数にも注意。

《農薬散布参考例》

薬剤名
主な適用病害虫
使用時期
使用倍率
使用回数
マルハナ影響日数
備考
1
カリグリーン水溶剤
葉かび病、灰色カビ病、うどんこ病
収穫前日まで
800~1000
-
0日
初期治療、残効性低、カリ肥料としての効果も。アルカリ性農薬のため木酢液、強酸性資材との混用不可。
サフオイル乳剤
ハダニ類 コナジラミ類
収穫前日まで3
300~500
-
0日
気門封鎖による殺虫。高温時薬害のおそれ、残効性低、コナジラミ類の全発育ステージに有効
まくぴか
シリコーン系展着剤
-
3000~10000倍


農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

2
ランマンFL
疫病
収穫前日まで
1000~2000倍
4回以内
0日
予防主体。
疫病
ウララDF
コナジラミ類、アブラムシ類、アザミウマ
収穫前日まで
2000~1000倍
3回以内
0日
浸透移行性あり。
まくぴか
シリコーン系展着剤
-
3000~10000
-
-
農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

3
パンチョTF顆粒水和剤
うどんこ病
収穫前日まで
2000
2回以内
1日
トリフミン混合剤、トリフミンとの使用回数(5回以内)に注意。
トランスフォームFL
コナジラミ類
収穫前日まで
1000~2000
2回以内
5日
新規薬剤。浸透移行性(葉表から葉裏への移行)と浸達性(下葉から上位葉へ)あり。
まくぴか
シリコーン系展着剤
-
3000~10000
-
-
農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

4
ダコニール1000
灰色カビ病、葉かび病、疫病、うどんこ病
収穫前日まで
1000
2回以内ミニ、4回以内トマト
1日
広範囲の病害に有効。高温時薬害に注意。
クリアザールFL
コナジラミ類、トマトサビダニ
収穫前日まで
2000~4000
2回以内
1日
幼虫のみに効果。モベントと同一系統。
まくぴか
シリコン系展着剤
-
3000~10000
-
-
農薬を均一散布、汚れ軽減、散布後の乾きを早める

・病害虫の発生が少ない~発生初期
  散布回数制限の無い農薬を中心にローテーション   1→2→1→3→
・病害虫発生期・・・薬剤系統を変えてローテーション 1→2→3→4→
・薬剤によっては農薬登録内容(使用回数など)がトマトとミニトマトでは異なる場合があるのでご注意ください。
・農薬散布にあたっては、農薬登録内容を農薬ラベル等で確認の上、使用して下さい。

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