ブログ「クロロフィル通信」

2018.09.04 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

21号台風の対策お済でしょうか。

頻繁に日本列島を襲う台風、今回は特に心配されます。
十分ご注意ください。

日本列島と台風


台風が接近した場合
ハウスを良く見回り、風が強くなる前に対策をしておきましょう。

House

下記チェック項目を参照に確認を行いましょう。
(特に以下の点は注意が必要です。)

■台風が襲来する1日~2日前までに行っておくのが理想です。
【チェック項目】例として
・ハウス・温室の周辺は、片付いているか?
・出入り口のレール等のはずれや痛みはないか?
・風が吹き込むことが予想される隙間は、塞がれているか?
・被覆材のたるみや破れはないか?
・ハウスマイカー線の緩みやスプリングやパッカー等はずれがないか?
・谷樋・桁樋は落葉やゴミで詰まっていないか?
・天窓が、閉まった状態時に隙間ができないか?
・重油タンク・灯油タンク・トイレが転倒しないように、しっかりと固定してあるか?
・重油タンクのフタなど飛ばないようになっているか?
・補修テープ、マイカー線、スプリング等の補修用資材は準備してあるか?
・停電に備えて、天窓の手動用チェーンは準備してるか?
・発電機等もっている方は、正常に動作するか?

■台風が襲来する直前までに行っておく対策
【対策例】として
・天窓ロック等があるハウスは、しっかり固定しておく。
※台風が通過したあと、自動になっているとロックがかかったまま開いてしまおうとして大きなトラブルになる、手動にしておく。
・必要の無い電源は遮断してあるか?
・換気扇のあるハウスは、動かしてハウス内を陰圧しフィルムを引き付けておく。

(上記は社内文書を参照しました。)

記事 編集室

2017.08.16 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

トヨタネ栽培サポートセンターの開設

養液栽培や環境制御システムをご利用の皆様
こんなお悩みはありませんか?

・「ココバッグの管理がよくわからないなあ?」
・「樹勢が弱くなってきたけど、こんなときどうしたら?」
・「ポンプが動かない!水がかけられなくて困った!」
・「CO2当盤の操作方法、もう一回教えて!」

8月1日より『トヨタネ栽培サポートセンター』を開設いたしました。
弊社の養液栽培・環境制御に関連する商品、システムをお買い上げのお客様、
ぜひ栽培サポートセンターをご利用ください。

緊急度問わず、日頃のお悩みに専門スタッフがお答えいたします。
サポートセンター受付1
また、プロファームコントローラー、プロファームモニターにつきましては専用のサービスセンターを設置しておりますので、併せてご利用ください。

ご利用方法は弊社担当営業までお問い合わせください。
(文書に貼り付けたPDFをご確認ください。)

2017.06.21 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

栽培講習会

こんにちは!
水不足が心配なほどに、気持ちのよい天気が続いていますね。。。

今日6/21は久しぶりの雨です。
雨風を伴っていましたので出社時に結構濡れました。

店舗

さて先日、本社店舗にて栽培講習会を行いました。
この日も快晴で、多くの方に参加していただきました!

説明

作物品種・農薬・資材など紹介させていただきました。
お客様からの質疑も多く、大変盛況でした!

夏を迎えるにあたり、少しでも有用な情報をお伝えできていれば幸いです。
次の講習会も予定しております。
決まり次第ご報告させていただきます!

平素より店舗では栽培に詳しいスタッフがおります。
是非気軽に足を運んでいただけたらと思います!

記事 種苗課 スタッフより

2016.10.31 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

音階のドは「マルハナバチ」音波?

こんにちは。0(^o^)0

きのう以前録画したものを整理していて改めて見直して見た番組がありました。
知る人は知るTEDでお馴染みの「スーパープレゼンテーション」です。
内容は働き蜂が消えた?こんな様な内容でした。

蜂は世界に2万種以上いるようですね。
農作物の3割以上が蜂による媒介のようです。
果物、野菜、家畜の餌となる干草の花粉を運ぶ媒介者としても。
蜂類がいなくなると食べられるものがかなり減るようです!
全て共生しているようですね。
ミツバチなど蜂類は花粉からたんぱく質、蜜から炭水化物を取っています。

農作業で受粉は手作業による受粉、例えば筆による作業であったりします。
大変な労力が掛かります。

トマトの受粉の場合、バイブレーターなども使う方法もあります。
そう言えば、20数年前このような商品がありました。
個人的にはこの振動が心臓に伝わり気持ち悪くなってしまいました。
心臓の弱い人には少しお奨めできない感じで工夫として振動が体に伝わりにくい工夫が必要では。

トマトの場合、オシベの先端に確りしまいこまれています。
振動を与えないと出てこないようです。

当社の研究農場では誘引ブレスを叩いて振動を与えていましたね。
こんな方法でも受粉させることが出来るんですね。

花を振動させることの出来る数少ない蜂としてマルハナバチがいます。
マルハナバチは花にしがみついて音階の「♬ ド」と同じ周波数で振るわせ、
音波を利用して花を振動させています。
振るい落とした花粉を体毛に受け止めて巣に運び食糧とします。

hachi

マルハナバチは、トマト生産者などで受粉に利用されています。
自然に任せたほうが効率が良く品質向上に期待が持てます。

当時一般的になり始めた頃、個人的な見解ですがヘタが取れにくくなった感じがしました。
結果日持ちも良くなった感じがしました。

私たちは自然の営みを少し使わせていただいていると思います。
確り子孫が残せるような自然の共生社会の仕組みを感じます。

弊社ではマルハナバチがメーカーから届きますと、
まずお腹を空かしたマルハナバチさんに餌を与えます。

(下の画像の巣箱)画像が少し古いかも?
マルハナバチ巣箱
自然との共生を考える意味でも心が広くなります。


ブログ記事は、「スーパープレゼンテーション」の番組の内容を参考とさせていただきました。

記事 経営企画部 スタッフより

2016.07.25 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

トマトなどの誘引線(番線)の方法について

こんにちは  o(^-^)o//

トマトなどで使用されてる誘引線(番線)の留め方について。
・・・色々ありますね。

ここでは弊社研究農場施設の例で簡単に説明します。




上画像、一般的なワイヤクリップ留めです。

下の画像(単管折り返し留め)



下の図はイメージ図です。クリックして拡大して見てください。




直径19.1ミリパイプあるいはその前後の規格のパイプ端切れ(5センチ~10センチ程度と思います。)
を使って番線を通して折り返すだけで留まります。

番手は10番線(太さ4ミリ)、8番線(太さ3.2ミリ)が一般的です。
この留め方は、30数年前豊川方面のトマト産地で見て当時感動させられました。
多分その後、弊社農場(当時は名称:サカエ農場、現トヨタネ研究農場)で使われるようになったと思います。

その産地は全国でも先進地で考え方が柔軟性があり実行する方が多くいて、私もかなり刺激を受けました。
その後の私の考え方にもプラスとなりました。

実際の生産者で行われている方法には感動します。
ただしこの2方式を力学的な数式にして理解するには専門家ではないので難しいですね。
もちろん根拠は大事ですが、農業以外でのこの仕組みの使われ方を知りたいですね。

生産者で工夫されたものが商品化されているものは結構多くあります。
仕事柄、圃場での作業やチョットした工夫などなど・・・には気を留めています。

現場に多くのヒントがあります。
またこれからの改善など生産者の方々とともにが大事です。

モノからコトの時代になり久しいです。
これからは、IoT・VRなど最近のキーワードですね。

記事 経営企画課 スタッフ

2016.06.30 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

実証ハウスだより6月号

弊社では、豊橋市内で実際にトマト栽培を行いながら
Profarmシリーズの導入効果検証を、実証ハウスで行っております。
これから毎月、実証ハウスの様子や情報を『実証ハウス通信』という形で、掲載していきたいと思います。
実証ハウスに興味のある方は是非ご覧下さい。

記事 プロファーム事業室 スタッフより

2016.04.13 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

「EB-a」政令指定土壌改良資材について

「土壌の団粒化」推奨資材

昔から使われている土壌改良材「EB-a」の特徴を確認しました。

確認圃場

圃場内の土壌は小石が大変多いので篩にかけました。


試験用土をつくりました。



両方のビーカーに同量の土を入れます。
(上段2個の専用のビーカーの底は
網目加工で排水が可能、下段左右のビーカーは同じもの)

対照の左側に用意した水を注ぎます。

結果下段に濁った水が排水されます。


EB-aをビーカーに溶かします。


EB-a処理水を試験用ビーカーに注ぎます。



EB-a処理水の方は透明な水が排水されました。


左右はっきりした違いが見えます。


圃場は石ころだらけで排水が良く感じますが、処理するかしないかではっきりした差が出ました。
土壌の排水、保水性を改善するにはEB-aは即効的な改善を見ます。
元々はEB-aは法面の崩れ防止として使用されている土木資材でaはアグリカルチャーのaで農業用という意味です。

土壌改良資材は多くあります、目的にあった商品を探す事が重要です。
また色々な制約、例えば時間的制約、コスト的制約、栽培的制約等などもあります。
圃場の特徴を捉えて資材選択されることを望みます。
 

記事 編集室スタッフより

2015.08.21 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

《 夜冷 》

こんにちは。

お盆も過ぎ、少しだけ朝晩が過ごしやすい気候になってきましたね。

とはいえ、まだ日中は蒸し暑い日が続いています。Profarm-Controllerは、理想とする栽培環境実現のために様々な機器を制御できるコントローラーですが、今の時期は日差しが強く、天窓も側窓も全開となることが多く、実際に日中のハウス内環境をコントロールするのは難しい環境です。

一方で夜は日射もなく、日中と比べると比較的コントロールしやすい環境です。

そこで今日はProfarm-Controllerによる夜冷制御について、少しだけ紹介したいと思います。

夜冷とは、夜間にヒートポンプエアコンなどの空調機を使用してハウス内の高温を抑制する技術です。夜温を下げることにより、トマトでは裂果や尻腐れ果の減少など、品質の向上が見込まれます。

通常、ヒートポンプを使用して夜冷を行う場合、夕方ハウスに寄って天窓、内張りを閉め、朝になったら開ける、という作業が必要になります。日の出前までに外気温とハウス内温度を同じにしておきたいところですが、内張、天窓を開けたとたんに一気に温度が上がってしまします。できれば急激な温度変化は避けたい・・・。人の手で天窓、内張りの開閉を行うのは非常に手間ですよね。そこでProfarm-Controllerの出番です。

ヒートポンプが停止した後、まず天窓を開け、次にカーテン・・・といったように、各種機器を順番に動作させることで、徐々にハウス内温度を常温に戻していくことができます。

ご興味のある方はお問い合わせ下さい!


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記事 プロファーム事業 スタッフより