ブログ「クロロフィル通信」

2022.11.07 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

春ブロッコリー、おすすめ3品種のご紹介

こんにちは!
11月に入り秋冬野菜の出荷が本格的になってきましたね!
さて、今回は春ブロッコリーのおすすめ3品種を紹介させていただきます。
品種選定がまだの方は、是非ご参考ください!
※定植期、収穫期は愛知県での目安となります。


「ベルネ」
☆2月中旬~3月中旬の定植 → 5月上旬~5月下旬収穫
ベルネ

☆[オススメポイント]
 秋冬・春収穫ともに花蕾形状の安定性に優れるアントシアンフリー品種です。
   草姿は立性で樹勢やや強く、揃いが良いのが特徴です。

☆[注意ポイント]
 ブラインド(芯止まり)対策に加温育苗や日照量確保が重要となります。
   極端な早巻きはご注意ください。


「グリーンデルタ」
☆2月中旬~3月中旬の定植 → 5月中旬~5月下旬収穫

グリーンデルタ

☆[オススメポイント]
 花蕾品質と作業性の良さを持つ秋冬・春どちらも栽培できる品種です。
 草勢強く、草姿は立性で花蕾位置が高いので収穫作業性が大変良いです。
   花蕾の揃いも良いため、一斉収穫も可能です。

☆[注意ポイント]
 花蕾出蕾期の急激な肥効はリーフィーの発生や花蕾の乱れに繋がるためご注意ください。
   ボトニングの発生は少ない品種ですが、べたがけやマルチによる保温に努めてください。


「ボルト(地域限定販売)」
☆2月中旬~3月中旬の定植 → 5月上旬~6月上旬収穫
ボルト

☆[オススメポイント]
 耐暑性に優れる極早生品種です。春収穫に使用できる品種の中でも暑さに特に優れ、
 死花が少なく、濃緑で高品質の花蕾が収穫できます。
 
☆[注意ポイント]
 短節間を防ぐために、極端な早巻きは避けてください。

以上、当社の春ブロッコリー品種紹介でした。
春ブロッコリー品種の詳細についてのお問い合わせは、お近くの営業所、または弊社HPへお問合せ下さい。

2022.11.05 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

有機JAS対応!「液体ブロックW」のご紹介

こんにちは*
液体ブロックWという資材をご紹介します。

液体ブロックWは、有機物分解能力に優れる微生物培養液(菌の黒汁)にナノレベルまで細かくしたゼオライトを加えた特殊肥料です。土壌改良と連作障害の改善(土壌潅水)、植物の成長促進、収量・秀品率の向上(葉面散布)が期待できます。
液体なので、既存の潅水設備での潅水や散布が可能です!また定植後でも、ゼオライトの供給(CECの向上)が可能になります。

CECとは・・・
陽イオンを吸着・保持する能力の大きさのことです。
土壌を人間の体に例えると、CECは胃袋の大きさ=養分を蓄えられる量になります。

*使用方法
土壌潅水、葉面散布のどちらでもご使用できます。
土壌潅水▶土壌改良と連作障害の改善を目的にする場合
葉面散布▶植物の成長促進、収量・秀品率の向上を目的にする場合

*使用量
10aあたり原液1000mlを目安に、500~1000倍を目安に希釈して使用します。
7~10日ごとの施用が効果的です。

PDFはこちら
液体ブロック① 液体ブロック②


PDFはこちら
液体ブロックW③

2022.11.04 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

Neosplus-ネオエスプラス-のご紹介

こんにちは*
Neosplus-ネオエスプラス-というバイオスティミュラント資材をご紹介します。

Neosplus-ネオエスプラス-は、アサヒビールの製造過程で使用される酵母菌の最終副産物の細胞壁(細胞膜)を、独自技術で液状化したバイオスティミュラント資材です。
バイオスティミュラント資材と聞くと菌体資材を思い浮かべる方もいるかと思いますが、
本製品は菌体資材ではなく、酵母菌の細胞壁液材となります。

細胞壁を構成する成分であるβグルカンが、作物に害を有する病原菌とほぼ同等の成分であるため、Neosplus-ネオエスプラス-を施用すると植物は体に病原菌が付着したと勘違いします。
この勘違いから始まるワクチン的刺激作用で、体内ホルモンを活発化し、発根や光合成促進効果が期待できます。

勘違いから発根する根は、葉緑素の合成に必要な鉄分を積極的に取り込もうとするので、
鉄剤との併用がオススメです☆
また菌体資材では無いので、殺菌材との混用も可能です。農薬と同時にお手軽に施用することができます。

施用のタイミングは、
育苗期・活着後・初期生育期・結球期・開花期・肥大期など
あらゆる作物の成長ステージ=根が動く時期にピンポイントでの施用がオススメです。
葉面散布、潅注処理のどちらでも使用できます。

施用量は10aあたり、原液で100~200mlが目安です。
希釈倍率は1000倍~です。

話題沸騰中のバイオスティミュラント資材、是非お試しください☆

PDFはこちら
ネオエスプラス ① ネオエスプラス ②

2022.11.04 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

養液栽培システム~11月は「過剰な給液」に注意!~

こんにちは。トヨタネ栽培サポート課です。
今回は弊社の養液栽培システムをご使用して頂いているユーザー様に向けて情報を発信します。

11月に入り気温が下がるといよいよ暖房機や保温カーテンを使うようになってきますね。これからの時期に気をつけたいのは「過剰な給液」です。
過剰な給液によって培地が過湿状態になると、通気性が悪くなり酸欠によって根腐れを起こします。根腐れすると水や肥料を十分に吸うことができず、草勢が低下します。

培地内を過湿にしないための給液管理の注意点をまとめたので、ぜひご覧ください。

PDFはこちら
養液栽培システム使用者向け 給液管理注意点


ココバッグ栽培の給液管理でお困りの際は、弊社営業担当またはHPまでお問い合わせください。

2022.10.27 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]

熊本県八代市の祭り行事「妙見祭」のご紹介!

皆様、こんにちは。
広域営業部 九州出張所です。

今回は、九州出張所があります、熊本県八代市のイベントをご紹介したいと思います。

2022年10月15日(土)に【八代城築城400年記念 第35回やつしろ全国花火競技大会】が開催されました。コロナ禍により2年連続で中止となっていましたが、3年ぶりに開催されました。
会場の入場制限などあり例年通りとはいかなかったようですが、全国から北は秋田県から南は鹿児島まで有名花火師30人の作品が打ち上げられました。オープニングでは、ドローンを使い夜空にポケモンのキャラクターを描き、花火と同時に楽しむこともできました。

11月には九州三大祭りのひとつで約380年の歴史を持つ「国指定重要無形民族文化財 ユネスコ無形文化遺産 【妙見祭】」が、2022年11月22日・23日に開催されます。花火大会同様に新型コロナウィルスの影響で、2年連続で中止でしたが、3年ぶりの開催になります。

妙見祭は、11月22日に神幸行列(お下り)と前夜祭「御夜」が行われ、翌日23日の神幸行列(お上り)には、神輿を中心に笠鉾、亀蛇などの出し物と多くの人が参列する行列が、塩屋八幡宮から八代神社の間の市中を練り歩きます。

妙見祭お出かけの際は、妙見祭の行われる妙見宮(八代神社)にも参拝してみてはいかがでしょうか。

2022.10.26 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

碧南ブランドのニンジン「へきなん美人」のご紹介

こんにちは!安城営業所です。
彼岸花の時期が終わり、金木犀が香り始めておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

当営業所も9月中旬から始まったキュウリ苗の納品が終わり、最近は落ち着きを取り戻してきました。キュウリ苗の納品は、朝早く大きなトラックに積まれてきます。それをお客様のトラックへ横持ちします。量が多い方は、2往復して引き取りに見える方もいます。

碧南地区では、碧南ブランドであるニンジン「へきなん美人」が盛んに栽培されています 。

へきなん美人圃場①  へきなん美人圃場②

「へきなん美人」の歴史については、当社ホームページのカタログバックナンバー「2018秋冬号」に、記載されておりますので、ぜひご覧ください。(7~8ページ)
https://www.toyotane.co.jp/db2018aw/index_h5.html#6

2022.10.24 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]

秋の伊豆半島観光スポット~稲取細野高原~ご紹介

こんにちは、三島営業所です。

先日、伊豆半島の秋の観光名所、「稲取細野高原」に行ってきました。稲取細野高原はススキの広がる草原で、伊豆ジオスポット(※)の1つでもあり、標高400m付近からから標高821mの三筋山の山頂まで広がる草原で、面積は125ヘクタール(東京ドーム26個分)、昔から地元では茅場(茅葺屋根の材料にしたり、牛馬の飼料や田畑の肥料にするためのススキを取る場所)として親しまれ、毎年2月には山焼きが行われるなど、地域の人々に管理、維持されてきた草原です。また、草原の中には静岡県の指定文化財にも指定されている湿原が4ヶ所(中山1号、中山2号、芝原、桃野)点在しており、珍しい植物が見られる貴重な自然が残された場所でもあります。

※ジオスポットとは「大地の公園」を意味し、地球(Geo)を学び、丸ごと楽しむことができる場所を言います。

稲取細野高原は、全国でも珍しく海が近くに見える高原で、三筋山山頂からは伊豆半島の山々や、伊豆諸島を眺める事ができる絶景が見られます。特にこれからの季節は、黄金色の輝くススキの穂の黄金の海と、その向こうに広がる青い海のきれいな光景が見られるそうです。10月4日から11月7日までは「秋のすすきイベント」としてスタンプラリーや演奏会など様々なイベントが開催されています。
さて、私が現地を訪れた当日は、あいにくに雨模様でイベントも中止、天気が悪くてきれいな眺望も半減された残念な日でしたが、高原内には、30分コース、65分コース、140分コースと3つの散策ルートが整備されており、体力に合わせて高原の散策を楽しむことがきます。

一面の草原です。天気が残念。
 
稲取細野高原①

最近体力の衰えを感じている私は、30分コースの散策ルートを歩いてみましたが、背丈よりも高いススキの中にいると、いつもの日常とはちょっと違った感覚を味わえたり、湿地につながっていく高原の中を流れる小川で癒やされたりと、短い時間でも気持ちがリフレッシュできる感じが味わえました。

湧水からきれいな小川も流れています。

稲取細野高原②

稲取細野高原のススキの穂が揺れるきれいな風景は、まだまだこれから楽しめると思いますし、伊豆半島には紅葉の見どころもたくさんあります。これかからの時期は、地域でのイベントもたくさん行っておりますので、少し足を伸ばして、伊豆半島の秋を楽しみの来ていただければと思います。

2022.10.21 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]

「仕事とプライベート」オン・オフの切り替えはモチベーションアップ

皆さん、こんにちは!
今年1年目の社員です。入社してから、早くも半年が過ぎました。
夏の繁忙期を終えてからも引継ぎ等で忙しかったですが、ようやく落ち着いてきてホッとしています。

最近は時間ができたので、ずっと気になっていたポケモンの化石展に行ってきました。ゲームのキャラクターだけではなく、恐竜の化石についても実物を展示して解説されており、とても面白かったです。来場していた子どもたちも楽しそうでした。

また、お彼岸の時期には地元に帰りました。
私の地元では、お盆とお彼岸に「法界折」というお弁当?を持っていって墓前で食べる風習があるのですが、静岡に来てお盆を迎えたとき、お弁当が売られていなくてとても驚きました。同じ日本でも、文化が大きく違ってくるのはとても面白いですね。

休みの日に地元に帰ったり、遊びに行くことなどで、仕事とプライベートのオン・オフの切り替えができ、仕事をしっかり頑張れるような気がします。これから迎える閑散期だからこそ出来ることもあるので、しっかり取り組んで冬の繁忙期を迎えたいですね。

これからは気温差が激しく、体調を崩しやすい時期なので、皆さん気をつけてお過ごしください。

2022.10.20 [ クロロフィル通信 | ナーセリーだより ]

ナーセリー便り “トヨスト苗”のご紹介

こんにちは。
種苗部 豊橋ナーセリー課です。
たくさんの夏苗ご注文頂き、ありがとうございました。

今年は、昨年とは打って変わって天候に恵まれすぎて、6月から暑い日が続きました。
苗にとって暑すぎるのは良くありませんが、曇天が続くと様々な障害が発生しやすいので、昨年よりは順調な年でした。
ただハウス内で作業するには大変な年で、水分補給、ひんやりタオル、暑さ対策の農作業ベスト等の熱中症対策が欠かせませんでした。

現在は、夏苗の反省、問題解決への取り組み、新しい規格、品目等の継続試験を行っており、冬春苗に向けては、ハウス内の清掃、設備のメンテナンス、加温設備の準備を行っております。

取り組みの一つの「トヨスト苗」をご紹介します。

◎トヨスト苗の特長

▶ポリ鉢などの廃棄物が少ない環境に優しい苗です。
▶天然紙を主成分とする紙で根鉢を包んでおり、根鉢を崩さず直接定植できます。
▶ポット全体で給水、排水、通気を行いますので、発根が早く、定植後も活着が良いです。
▶根鉢がコンパクトなので、輸送性が高く、定植時にも作業性に優れます。

現在、トヨスト苗はトマトがメインではありますが、ナス、キュウリでも取り組みを行っております。

トヨスト苗 トヨスト苗② トヨスト苗③

現状に満足する事なく、お客様のご要望や先を見据えての取り組みもしっかりと行い、より良い苗生産に努めてまいります。
冬春苗のご注文お待ちしております。

2022.10.19 [ クロロフィル通信 | 栽培サポート ]

機器類のメンテナンスについて

こんにちは。
秋冬作の定植が一段落し、これから冬に向けての準備をされているのではないでしょうか!?
今回は、ハウスの付帯設備のメンテナンスについてご紹介させていただきます。

ココバッグシステムなどをご利用頂いているお客様から、システムが上手く動いていない等のお問い合わせがあります。動作不良の原因は様々ですが、まず2つの点を考慮して、原因を調べます。

◆パターン1
 ▷ 部品自体の汚れ・つまりなどが原因でうまく動いていない

◆パターン2
 ▷ 部品自体の摩耗・故障などで動作不良 → 交換が必要

養液システムの現場で実際にあった2つの事例
事例1
 症状:点滴チューブがあまり膨らんでいない、水がかかっていない。
 ☆現場を伺い調べると、液肥注入後のディスクフィルターが汚れていて、送水圧が落ちていた。
 ○ディスクフィルターを掃除すると圧力が回復した。

事例2
 症状:肥料タンクが片減りしている。他のタンクよりも肥料の減りが遅い。
 ☆ 定量すると確かに半分ぐらいの量しか、吸っていない。
 ☆ 定量ポンプを分解すると液肥の吸い込み・吐出部に肥料の結晶が固着していた。
 ○ 分解、清掃し、定量すると同等以上に回復した。

どちらの場合も機器本体の不良を疑いそうですが、意外と簡単な清掃で症状が回復する場合があります。また、定期的な清掃などをお客様ご自身で行って頂くことで、トラブルを未然に回避することにもなります。
弊社のブログ・YouTubeチャンネルにも、ご自身で行うことができる機器類のメンテナンス方法がを掲載していますので、ご参考にしてください!

弊社のYouTubeチャンネル↓
トヨタネ株式会社 - YouTube

これからは暖房シーズンとなります。本格的に寒くなる前に暖房機のメンテナンスをお勧めします。
過去の記事はこちら↓
ハウス用「暖房機」のメンテナンスについて|弊社のブログ「クロロフィル通信」|トヨタネ株式会社 (toyotane.co.jp)