総務部では
「トヨタネの食育」 ~野菜を知ってもらおう!野菜を食べてもらおう!~をテーマに、野菜の栽培をしています。最後は収穫した野菜を使い、レシピも配信予定です。
野菜の様子は定期的に配信していくので、楽しみにしていてください*
皆さんも一緒に栽培してみませんか?
野菜を身近に感じ、野菜に興味をもち、野菜をたくさん食べてもらえたら嬉しいです!

・・・栽培ポイントのマークです。野菜を作るときの参考にしてみてください!
目次 CONTENTS
■ブロッコリー
■エンドウ・ソラマメ
【用意したもの】
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プランター・培養土
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苗(7.5cmポット)
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※プランターは幅34cm×深さ26cm×長さ67cmのプランターを選びました。
※今回使った土は肥料(野菜が育つための栄養)入りです。
※苗は市販の苗でOKです。
【栽培場所】
日当たりの良い場所で栽培しています。今回はトヨタネ本社の屋上です。

ご家庭でも、日当たりの良い場所での栽培をオススメします!
【作業の様子】
水が出ていきやすいように、地面の熱さがそのままに当たらないように、木でプランターと地面を少し離しています。(なくても問題なく生育できます。)
①プランターに土を入れて、苗を植える用の穴を開ける。
穴と穴の間隔は30cm程あけ、深さは苗の土が埋まり、少し土が被るくらいです。
②苗を植えて土を薄く被せ、上から軽く押さえる。
③しっかりと水をかける。

はじめは土に水がないため、たっぷりかけてください。翌日以降は土の様子を見ながら、土が乾いたら、たっぷり水をあげてください。
ブロッコリーの豆知識
・ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産です。丸まらない(球状にならない)キャベツが祖先だといわれていて、遠い昔のローマ時代に今の形になったと言われています。
・仲間にキャベツやカリフラワーなどがあります。
【追肥1回目】2023年10月5日 ブロッコリーに追肥する(追加で肥料をあげる)
今回は植付けから2週間経ち、大きくなってきたブロッコリーに追肥をしました。
【用意したもの】
・有機入り肥料(葉菜用)
※ブロッコリーは葉菜類に属します。葉菜類は、葉を食べる野菜や、ブロッコリーのように花蕾(花のつぼみ)を食べる野菜などです。
※「有機入り」でなくても問題なく生育できます。
【作業の様子】
①プランターの両側に肥料をまくための溝を作る。

溝の位置が、ブロッコリーの根に近すぎると、肥料が効きすぎて根が傷んでしまいます。
そのため、根元から10cm程離して溝を作りました。
②溝に沿って肥料をまき、土を被せる。

土が乾いていたら肥料を効きやすくするために、水をあげてください。
【前回の植え付け時からの成長】
植え付け時
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今回追肥作後の様子
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とても大きくなりました*しかし、風が強く、ブロッコリーが横倒しになっています。

横倒しになると成長がゆっくりになってしまうため、根元に土を寄せて、ブロッコリーをできるだけ立たせてあげましょう。
前回作業時の様子
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今回作業時の様子
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葉がとても大きくなりました*
次回はアオムシの駆除(害虫を退治すること)について配信予定です。
2023年10月26日 ブロッコリーにアオムシを駆除するための農薬をかける
今回はブロッコリーの葉にアオムシを見つけたため、農薬をかけて駆除(害虫を退治)しました。
【用意したもの】
・農薬 (市販されているスプレータイプの殺虫剤)
※作物が限定されている農薬もあります。
使用する際は、ブロッコリーに使用できる農薬を選んでください。
【作業の様子】
・ブロッコリーの葉の表面・裏面にしっかりスプレーを吹きかける。

アオムシは葉の裏面にいることが多いです。重点的に裏面にかけましょう。
できるだけ風がない、曇りの日か晴れた日に行いましょう。早朝がオススメです。

アオムシが葉を穴だらけにしてしまうと、葉が
光合成※を行えず、成長に必要な栄養が不足してしまいます。虫を見つけたら、早めに駆除しましょう。
※光合成って?
緑色植物が光のエネルギーを使って、二酸化炭素と水から酸素やデンプンなどを作ることです。作ったデンプンなどが植物の栄養になっています。
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花蕾の様子
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全体の様子
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ブロッコリー全体を見ても、まだ花蕾の存在は目立ちません。これから徐々に大きくなっていきます。12月10日くらいには収穫できるかなと思います。楽しみです!!
前回はアオムシ駆除の記事を配信しましたが、現在は気温も下がり、虫の活動が落ち着いたのか、虫の被害はなくなりました*
次回は収穫するときに配信予定です。
収穫時期は、エンドウは5月中旬、ソラマメは4月下旬の予定です。
【用意したもの】
・種
↓こちらは、まいた種です。同じ豆類でも種の大きさや形が全然違います。
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エンドウ(スナップエンドウ)
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ソラマメ
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・肥料
※市販されている豆類用の肥料でOKです。
・農薬(土の中の虫対策)
※今回は新しい土ではなく、他の野菜を育てていた土を再利用したため、虫を駆除する(害虫を退治する)目的で用意しました。新しい土のみで栽培する場合は必要ありません。
【栽培場所】
日当たりの良い場所で栽培しています。今回はプランターではなく花だんです。
エンドウ・ソラマメは比較的強い光を好む植物です。

ご家庭でも、日当たりの良い場所での栽培をオススメします!
【作業の様子】
①種をまくための、土を作る。
肥料・農薬を土にまき、くわなどで耕して均等に土に混ぜ込む。その後、土を平らにする。
②種を植えるための穴を掘る。
エンドウは穴と穴の間隔を30cm程あけ、2~3cmほどの深さの穴を掘る。
ソラマメは穴と穴の間隔を40cm程あけ、同様の深さの穴を掘る。
③種をまく。
エンドウは1穴に4粒、ソラマメは1穴に3粒まく。

ソラマメは、オハグロ部分が下になるようにまきます。ソラマメのまき方は下の図を参考にしてください。
種をまいた場所に確実に芽が出るように、1穴に数粒まきましょう。もし芽が多く出たら、密植(面積あたりの本数が多くなること)になってしまうため、あとで間引き(苗を取り除くこと)します。
④土を被せる
エンドウは完全に土を被せ、ソラマメは図のように頭が少し出るくらいまで土を被せる。

ソラマメの種は大きいので、発芽に酸素と水分が多く必要です。そのため、種全体が土の中に埋まらない様に注意しましょう。
【ソラマメのまき方】
【種をまいた後の様子】
※エンドウはこの後、土を被せます。
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エンドウ
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ソラマメ
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⑤水をしっかりかける。

翌日以降は土の様子を見ながら、土が乾いたら、たっぷり水をかけるように管理をしてください。
エンドウ・ソラマメの豆知識
・エンドウは中東・中央アジア原産、ソラマメは地中海や西南アジアが原産です。
・エンドウには、スナップエンドウ・サヤエンドウ・グリーンピースなど様々な種類があります。
今回はエンドウ・ソラマメの間引き(苗を取り除く)作業をしました。
【用意したもの】
・ハサミ
工作用のハサミでも問題なく切り取れます。
【作業の様子】
・エンドウを間引く
1穴にまいた4粒のうち、芽が出た苗の中で生育の良いものを1~2本残して、その他の苗は根本からハサミで切り取る。
・ソラマメを間引く
1穴にまいた3粒のうち、芽が出た苗の中で生育の良いものを1本残して、エンドウと同様に他の苗を切り取る。
エンドウの間引きの様子

背が高く、茎が太いエンドウやソラマメを残すように、間引き作業をしましょう。
間引きをすることで、生育の良い植物に光や栄養を集中させて、より良い野菜が収穫できるようにしています。

苗を抜かずに根本から切り取るのは、残したい苗の根を傷つけないようにするためです。

間引き作業は、本葉(双葉の上の葉)が2~3枚になるくらいまでに行いましょう。
エンドウはツルが伸びる野菜です。大きく成長したあとの間引き作業は、隣のエンドウにツルが絡まってしまい大変です。
今回は作業が遅くなってしまったため、ツルを外す作業が大変でした。
今回はエンドウが大きくなってきたので、エンドウがつたうためのネットを張る作業をしました。
【用意したもの】
・ネット
市販のつる野菜向けのネットを使用しました。
・針金
ネットが垂れることを防止するために使用しました。
・ペンチ
針金を切るために使いました。
・ビニールタイ
支柱にネット・針金を固定するために使用しました。12cm以上あると作業がやりやすいです。
・ハサミ
ネットを調整するために使用しました。工作用のハサミで問題なく切ることができました。
【作業の様子】
今回は、花だんで他の野菜を育てたときに立てた、斜めの支柱にネットを張りました。

支柱を立てることから始める場合は、2mほどの支柱を約2m間隔で地面にまっすぐさします。地面には20cmほど差し込みましょう。エンドウの真横にネットがくるように支柱をさす位置を決めてください。支柱をさしたら、①~④・⑥の順でネットを張っていきましょう。

つるありエンドウは2m近く成長しますが、つるなしエンドウは80cmほどです。こちらはプランターで栽培できます。その場合、花が咲く前にプランターに支柱を立て、ひもで囲うように縛ります。植物が倒れないように工夫して栽培しましょう。
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ネットを張る前の様子
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ネットを張った後の様子
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①支柱の1.8m程の高さに針金を横に通す。
支柱に針金を巻き付け、針金を横に渡していき、最後の支柱にも針金を巻き付けて不要な部分はペンチで切り取る。
※針金を切る時は、ペンチの刃や針金の先に十分注意しましょう。
針金巻き付け例(水色)
②支柱と針金を固定する。
針金の位置がずれないように、支柱と針金をビニールタイで固定する。
支柱と針金の重なった部分にビニールタイを巻き付けて、きつくねじれば簡単に固定できます。

固定の例
③支柱・針金にネットを張る。
支柱とネット、針金とネットをビニールタイで固定し、ネットを張る。
風でネットが揺れないように、30~40センチ間隔でビニールタイで固定していく

④ネットの長さを調整する。
ネットが必要な長さより長かった場合はハサミで切り取る。
⑤エンドウの横にネットがつたうように調整する。
ネットをハサミで切り、ネットがエンドウの横に垂れる様に調整する。
※⑤の工程は、今回利用した支柱が地面に向かって斜めに立っているから行っています。
支柱がまっすぐ立っている場合は必要ありません。
⑥ネットを地面に固定する。
垂れたネットを地面に固定する。針金を30cmほどの長さにペンチで切り、半分に折り曲げ、ネットを通して地面に差し込む。

軽く押し込むだけだと、ネットが風で揺れて、抜けてきてしまいます。
地面にしっかり差し込みましょう。
⑦支柱の1m程の高さに針金を横に通し、支柱に固定する。
風によるネットの揺れを抑えるため、1m程の高さにも針金を通す。支柱への巻き付け方法
は、①と同様です。
支柱と重なる部分は、強く固定したいため、針金でしばりました。
針金での固定の例
※⑦の工程は、今回利用した支柱が地面に向かって斜めに立っているから行っています。
支柱がまっすぐ立っている場合は必要ありません。

エンドウの真横にネットがくるように張ると、その後のエンドウがネットをつたって成長しやすくなります。
次回は、エンドウ・ソラマメの枝を整える作業を配信予定です。