2012.04.04 WED
皆さんこんにちは。
今年は、桜の開花が昨年より1週間前後遅いですね。3月に入ると犬の散歩がてら、自宅近くの神社のソメイヨシノの蕾を観察するのが日課となっています。毎日少しずつ膨らみ、やがて蕾の先端がピンク色になっていくのを見るのは、朝の密やかな楽しみです。つるつるの桜の枝が、春になると葉っぱもないのにいきなり蕾を膨らますということを、毎年不思議だなと思いながら見ています。春は、生命の再生と神秘をもっとも感じる季節です。
弊社が、ここまで来られたのは、支えて頂いたお客様と先輩社員のおかげです。4月はそのことの重みに感謝し、気持ちを新たにする月でもあります。そして何よりも新入社員の存在は、2年目社員に「もう新人でない」ことを自覚させる事が出来ます。そして言うまでもないですが、新入社員も迎える経営者の責務は重大です。私にとっては、そのことをしっかり自覚する時でもあります。
2011.10.16 SUN
帰りの新幹線でたまたま読んだWEDGEという雑誌に「なぜ農業界は増収による コスト低減を語らないのか」(昆 吉則)と言うコラムが目に留まりました。日本農業の、特に米作については、長年の減反施策によって「単位面積当たりの増 収」は目標でなくなっています。それはそうで増収はすなわち減反面積の強化につながるわけですから、自らの首を絞めるだけだからです。この傾向は野菜や果 物でも似た潮流があり、増収と言うことが主要なテーマにならないようなムードがあります。農林省の言う農業の6次産業化とはすなわち、生産物にいかに付加 価値をつけて売るかということであり、キーは高品質にあります。しかし本当にそれだけで良いでしょうか?当社が目指す施設トマト栽培は、日本の気候を利用 して少なくとも中以上の品質のトマトを、数値を根拠とした複合された環境制御技術を通して、考えられる最大の単位面積当たりの収量を目指す栽培法です。当 面の目標は10a当たり50トン採りです。前のブログで紹介したモアークさんは、単位収量当たり付加価値(表面的には価格で数値化)を普通栽培品の3倍以 上に設定しています。私はこの流れも大事だと思っています。日本農産物を戦略的な輸出品とするためにも徹底した高品質路線は重要です。この流れは優れた農 業者かモアークさんのような高い志を持った新規参入者が時代を切り開くでしょう。弊社としては高収量を目指す農業のお役にたてるよう更に努力したいと思っ ています。
2011.10.07 FRI
昨日茨木のモアークグループという農業生産企業グループを視察してきました。
モアークグループとは、茨木県つくば市に本拠を置き、伝統農法による有機農業を中心に、生産・流通(直売)・加工を通じて高収益を実現している企業です。西村松夫代表は、カーギルジャパンを経て、一流証券会社に転職、80年代のバブル期まさにその中心にいた経歴の持ち主です。 そうした経歴と、有機農業は経済的に成り立たないと本気で思っている私は、正直「胡散臭い」「何か私にはわからない錬金術があるはず」と先入観丸出しで視察に出かけました。 しかし現地で見た西村さんの経営・理念は何十年にもわたる深い洞察と経験・労苦に裏付けられたものであることを理解しました。
①「古来培われてきた、その土地の風土に適合した農法」の帰結として「野草をたい肥化して施肥を行うことによる土作り」すなわち「草農法」に行きついたこと。しかもその草は河川の草刈りで大量に発生するゴミ(雑草)の処理を一手に引き受けるという一石二鳥の方法です。
②有機農業にもランクがある。もちろんAランク、最上級品、本物中の本物を狙う。一般農産物と比べての付加価値(具体的には単位当たり価格)を最低でも3倍以上求める。現状の平均は3.4倍とのこと。もちろんビジネスとして高収益であること。
③流通業者を通さず、価値を認めてくれるユーザーに直接売ること(ホテル・レストラン・一般消費者)、そして契約をまもること。
数えればきりがないですが、以上3点がポイントと思いました。もちろん誰もができることではありませんし、かつて世界の金融界の先端で働いたノウハウも十分生かしていると思います。しかし農林省が「農業の6次産業化」を言いだす20年近くも前に、収益の上がるアグリビジネスを計画し、実践している人がいること自体大変な驚きでした。また西村さんの人としてのとてつもなく大きな器に感じ入りました。
私は愛知県の大園芸地帯で商いをさせていただいています。農業を知らないメディア?や学者、そしてもちろん机上の理想論を描いているだけ?の官僚が、有機農業だの、アグリビジネスは21世紀の成長産業だのと述べているのは「たわごとだ」位にしか思っていませんでした。モアークグループの理念と実践だけでは、ボリュームの問題として食糧問題の全般的解決にはならないと思いますが、信念と理念と正直を基礎として「儲かる」有機農業ビジネスが可能だということを見られただけでも本当によかったと思っています。興味ある方はモアークグループで検索してHPをご覧ください。
2011.07.20 WED
しかしそうは言っても日本は団結の国、なでしこジャパンが勝利したのも、団結の力だと本当に思うので、我社も何かしら課さないと世間に申し訳ないと思うのは私だけではないだろう。日本中の中小企業の社長はそう思っているのではないだろうか?
しかしカッコを付けるわけではないが、それでも節電の取組は必要と改めて感じています。エネルギー消費をこれ以上増やさずに暮らす、工夫するということはとても意義深いことだと思うし、わが社は大きな目で見れば「環境系企業」、農業は生命産業なわけですから、環境破壊、少なくともエネルギー消費についてもっと敏感な会社になるべきだと思っています。会社としてチームマイナス25にも一様参加しています。とは言っても現に暑い中クーラーなしで働いている社員から見れば社長のたわごとに映るかも・・・。
2011.05.30 MON
小生、恥ずかしながら豊橋市において農業委員を務めています。豊橋の農業委員は定員40名 内35名は選挙により選出された委員ですが、残りの5名は公選委員となります。私は非農業者ですので、議会推薦枠で農業委員を務めさせていただいています。農業委員は若干の歳費もいただく特別公務員なので、公費をいただく以上、委員会の用事は常に最優先とせざるをえません。
経営セミナーなどに行くと、「社長が、力もないくせに地元の名士気取りで公職を多数引き受けているような会社は倒産予備軍」とよく言われます。 私もその通りだとは思うのですが、「農業」は私にとって職業を離れてもライフワークと思っているので・・・・というか引き受けた言い訳として自分にそう言い聞かせています。
豊橋では毎年この時期に市長あて及び農業会議所あてに建議書・要望書を取りまとめています。私の農業委員会での最大の役目はこの建議書・要望書に関わることなのです。その時期がちょうど5月になるので、個人的には少々つらい時期ですが、毎年地域農業に関わる問題や、農家の想いを聞くことができるので、自分にとっては大変勉強になります。今は24年度建議書・要望書作りの真最中です。メディア等では農業委員会不要論や、日本農業近代化の妨げになる圧力団体のごとき言われることもありますが、少なくとも豊橋では、委員の皆さんは農業の将来を真剣に案じている人ばかりです。農地には番人が必要です。番人がいなければ「錬金術師」や「産廃業者」にいいように振り回される可能性が高いからです。
今年の要望書・建議書はまだできていないですが、昨年までのものは豊橋市農業委員会のHPで調べていただければ見ることができます。私は主に前文の作成に関わっていますので、一読いただければ幸いです。それではまた
2011.04.05 TUE
震災から間もなく1カ月と言うのに、明るい兆しがなかなか見えてきません。
その理由はあまりに被害地区のダメージが大きくかつ広範囲であること、そして福島第一原発の壊滅的な状況に光が見えないことにあります。
政府の対応も後手後手と言われますが、少しだけ擁護するならば世界でも前例のないほどの災害の復旧と原発のメルトダウン(再臨界)危機を同時に対処するようなリスク管理はまさに「想定外」と言わざるをえません。
原発事故は起こってはいけない事故なのです。
仮に千年に一度と言われるほどの事態であったとしても、原発は絶対安心が前提でなければ許されません。
そのような意味では原発は「未来の火」ではなくなったと思います。
抽象的ですが今回の東日本大震災は「文明の転換点」となると直感しています。
今回の地震はたまたま東北地方で発生しました。
私たちの地域も東海・東南海地震の震源域近くに位置しています。
今回関東東北の農業は大打撃を受けました。
被災、生産設備の壊滅、塩害、オイルによる害、そして放射能汚染の可能性、そして風評被害です。
甚大な被害の最中にある農家の皆様に対しては、政府と東電が全面的責任を持って、出来るだけ早期に営農が再開されることを願うのみです。
漁業も同様です。
東海地方は幸い今回ほとんど無傷です。
決して相手の不幸を逆手に取るような意味ではなく、関東東北の先行きが見えない間は、東海の農業が頑張らなくちゃいけないと強く感じています。
日本人は「お互い様」です。
特に農漁業は自然の猛威に最も影響を受ける産業ですから尚更です。
いつか東北の人に助けてもらわなくてはいけない時が必ず来ると思います。
日本の素晴らしい園芸農業が衰退しないよう、今は西日本の園芸農家が供給不足の生じないよう頑張る。
その過程で東北農業の復興を「お互い様」の心で支援する。
そんな思いで当社も仕事をしたいと思っています。
2011.02.08 TUE
政治的な話題を入れるつもりはないですが、今回の結果は議員さん、特に地方の議員には衝撃が大きいと思います。
名古屋の人と言うのはなんだかんだ言っても保守的でバランス感覚が良い?と思っていましたので、3倍近い差がつくとは私もまったく思っていませんでした。
「大相撲春場所中止」も天下の大事件ですが、かすんでしまうほどの衝撃波です。
永田洋子が亡くなったという記事も、私の世代(53歳)には感慨ひとしおです。
しかし今回取り上げたい話題は「穀物価格高騰」についてです。
穀物価格が高騰すると、裕福でない独裁国や貧困国で暴動が起きやすくなります。
食糧は人間の生存にとって必須条件です。
今回のチュニジアの政変や エジプトの暴動も食糧価格の高騰が引き金と思います。
エジプトは世界一の小麦輸入国です。
今後も高騰が続けば、新たな国で政変が起こる可能性が高くなるでしょうし、飢餓人口が爆発的に増える可能性があります。
独裁政権が倒れそうもない北朝鮮の民衆は生き延びられるだろうかと心配になります。
日本ではどうでしょうか?
今のところ大きな動きはありません。
これだけ穀物が高騰し、資源エネルギー価格が高騰する中で、相変わらず「デフレ」 から脱却できない経済とは、いったいどうなっているのか、皆さん不思議とは思いませんか?
TPPの反対陣営にとっては、この時期に穀物が不足気味になるのは、案外都合が良いのかもしれません。
日本の主食はお米と言うことですが、パンやうどんも第2の主食になりつつあります。
私も個人的にはパンはともかくとして、うどんやラーメンが食べれなくなったら、生きる楽しみの数%が脱落したような気持ちになります。
むしろ私は少数派で、一般的にはパンが食べれない世界など想像できない人のほうが多いでしょう。
そのパンもうどんも小麦が原料です。
さてここからが本題ですが、讃岐うどんを食べるならオーストラリア産小麦が最高です。
そのオーストラリアが干ばつ、大洪水、そしてサイクロンと大変なことになっています。
最もオーストラリアは「大陸」ですから、大陸中が大混乱になっているわけではありません。
しかし日本人は心配症だから、いざという場合に備えて国産小麦を増やし、食糧自給率を上げなくてはという議論になりがちです。
本当にそうでしょうか?
私だったら、本音を言えば(これはたぶんまずい発言だと思いますが)、自給率を向上させたいなら、「輸入小麦販売禁止令」(日本人はパンとうどんは食べるべからず)という法律を作ればよい。
減反している水田をフル活用して、お米だけを3食食べるようにすれば、食料自給率は劇的に向上することは間違いありませんし、当面は食糧危機にもならないでしょう。
何せお米の減反率はおよそ40%ですから。
しかし世界に冠たる自由国「日本」でこんな馬鹿げた政策を国民が許すはずはありません。
小麦は日本人の食生活には欠かせませんので、国産小麦の増産は重要であるという帰結は一定の説得力があります。
小麦の自給率は15%程度です。
しかも小麦の収量は10a当たり約400kg、どんなに頑張っても収入は3万円程度です。
しかもお米と違って湿潤な土壌を嫌う小麦は日本の風土の中では、天候によって品質のばらつきが大きくなりがちです。
米作も儲からないと言われながら安定して10万以上/10aにはなります。
日本の気候・狭い耕地面積の中では、どんなに頑張っても「小麦」の生産で採算は合わない。
むしろオーストラリアやアメリカの農家と長期に安定した契約を結ぶことに専念したほうが、食料保障上からも重要ではないと思います。
できれば讃岐うどん専用とか、ラーメン専用とか、日本人の食感には合うが(たぶんしっとり感のあるパンかな)、欧米人には合わない日本人専用の品種を開発して、日本以外では高値で売れないような品種を、敢えて少し高めで毎年必ず買うという契約を結ぶことのほうが理にかなっている様な気がします。
小麦の輸入では、農林省はずいぶん儲かっていますし、ほとんどの農家にとっては無理やり作らされて個別補償として補助金を受け取っても、なかなかモチベーションは上がらないのではないかと思います。
こんなこと発言して良いかなとは思いつつ、少し軽いノリでつぶやいてみました。
2011.01.06 THU
弊社は1月4日までお休みをいただき、5日から新年営業開始です。
本年度は、年末年始7日間休業させていただいたのですが、天気予報では正月大寒波の予報が再三流されていたので、休業中にお客様の暖房器が稼働しない、あるいは養液システムが作動しない、または大雪でハウスがつぶれたというような事故が起きないか、大変心配していました。
結果的に予想に反して年明け以降は快晴が続き、お客様に致命的な大事故が起きたという報告は上がってこなかったので安どしているところですが、個別にはかなりのお客様から当社営業の携帯にSOSがあったようで、現在集計しています。
いずれにいたしましても、年末年始の会社としての緊急体制に改善すべき事項が多くあり、今年の年末はどうあるべきか、早速対策を考えたいと思っています。
要はお客様のSOSが、必ず会社に届き、かつお客様のハウスの中の作物が致命的なダメージを与える前に問題解決する体制が整っているかどうか、そしてそのことがお客様に「見えて」いるかどうか、いざという場合でも弊社との取引なら安心と思っていただけるような体制がとれているのかどうかと いうことだと思います。
正直理想からは大分遠いのが実態ですが、できるところから改善いたします。
一方、弊社社員も今では地元出身者よりも、遠地のものも多く、正月くらい実家でゆっくりさせてやりたいと思う親心もあり、調和をとることも大切だと感じています。
新しいHPとなり、このつぶやきコーナーは出来うる限り、日々感じること、些細なことでも書いていけたらと思い、スタートさせていただきます。
それは私自身が新年のあいさつで、お客様に会社が「見える」、社長が「見える」ということが長い信頼関係を結ぶに際してとても重要なことと自ら社員に話したからであります。
文章は上記のように下手ですが、今後も気にしていただけたら幸いです。
今年もよろしくお願い申し上げます。
